保育士が性格悪いって本当?性格が悪くなってしまう原因とは。

保育士の豆知識

「保育士って性格悪そう」そんな印象を持たれた事がある人もいるかもしれません。

女性の職場には、一般的にあまり良いイメージがないですよね。

保育士の働く環境は「女の職場」と言われるくらい、女性が集まっています。

女性が集まる中には「性格が悪い人」が1人、2人は必ずいるものです。

本記事では、保育の現場よくいる性格が悪い人の特徴、保育士の性格が悪くなってしまう原因について紹介します。

保育士って性格悪いの?

「保育士だから性格が悪い」ということはありません。保育士でも性格が良い人はもちろんいます。いや、性格が悪い人の方が少数派です。

そもそもそれは保育士に限らず、世の中にも性格が悪い人もいれば良い人もいます。

働く人は皆、職場の人と仲良く協力し合って、仕事をしたいと思っているはずです。

それは保育士の職場でも同じでしょう。

しかし、職場の中に一人でも「性格が悪い人」「トラブルを起こしやすい人」保育士がいると、「悪口」「いじめ」「派閥」が発生しやすい環境になってしまいます。

他にも保育士は仕事中、同僚と子どもしかいないので、働く保育士が素になりやすい環境です。

そのため、加減がわからず一緒に働く相手を不愉快にさせてしまう「性格が悪い人」が目立つのでしょう。

性格が悪い保育士の特徴

「性格が悪い」という言葉は、意外と曖昧です。

たとえば職場に「性格が悪い人」がいても、相手に説明する時に「〇〇な人」となかなか上手に説明するのが、難しいと感じたことがありませんか。

もし自分の働く保育園に「性格悪い人がいる」と思った時、または「この人、嫌」と思った時。

相手がどのタイプに属する「性格の悪さ」なのかを理解すると、対処法も見えてきます。

他にも「自分は職場でこんな人になってないかな」と見直す事で、自分についてもよく知ることが出来るでしょう。

嫌味を言う

仕事をしていると「嫌味を言う女性」、結構いますよね。

嫌味の言う人の特徴

  • 自分の基準に満たない人を蹴落とす
  • 嫌味を言って相手にダメージを与えることが快感
  • 嫌味の伝え方を工夫してくる
  • ネチネチしてる
【嫌味を言われるシチュエーション例】
たとえば、子ども達の全体の前で保育士が話している時。
わざと本人に聞こえるように「〇〇先生の声聞こえないねぇ~」「話長くて何言いたいのか全然わかんないね~」等、直接本人には言わずにあえて子どもに言う

保育士の職場は子どもの存在があるから余計、嫌味を言いやすい環境です。

上記のような、子ども巻き込んで間接的(もはや直接的)に、嫌味を言う方法を利用されると、余計にイライラしますよね。

他にも嫌味を言う保育士から、直接「さっきのあれ、〇〇みたいで上手だったね」と言われて、その場では分からなかったけど、後でよく考えてみたら「あれは嫌味だな」と気づくような時差でダメージを受けるパターンもあります。

噂好きで悪口ばかりを言う

女性の中には、噂話や悪口を共有して相手と距離を縮めたり、自分に興味を持ってもらおうとする人がいます。

噂話が好きで悪口を言う人の特徴

  • 自分のキャラを利用するのが上手
  • 相手が「話しやすい雰囲気」を作るのが上手
  • 会話中、興味のあるフリをして話のネタを収集してるだけ
  • 人と話す時に、興味本位でプライベートな事まで聞きだす
  • 話術もあり、時々事実を誇張して話して周囲を盛り上げる(「皆が言ってる」)
  • 「え~!?」「それでそれで?」と周囲に反応してもらいながら、自分の話を聞いてもらう事が快感

【噂話や悪口を言う人との会話例】

噂話悪口が好きな人「ね~知ってる?〇〇先生に聞いたんだけど。△△先生って彼氏いるらしいよ」

保育士A「え~そうなんだ、意外だね」

噂話悪口が好きな人「でも、出会い方がちょっとあれなんだよね・・・別に△△先生の事、嫌いとかではないんだけどさ・・・」

たとえば職場の中でも、まるで情報屋のような人っていますよね。

「なんでそんな事まで知ってるの?」と思うような、他の保育士の私生活のネタを話に持ってくる人です。

そして周りで話を聞く保育士も、最初は悪口繋がるなんて思ってもいません。

しかし、特定の保育士の以外な一面を知れた事でその場が盛り上がり、結果的に集団で噂話や悪口を言うことになります。

「噂好きで悪口ばかり言う」張本人にはならなくても、それを面白そうに周りで聞く人になってしまい、いじめや派閥に巻き込まれてしまうのです。

【参考】保育士の職場は悪口の絶えない?悪口だらけの職場で人間関係に疲れた時の対処法

弱い立場の人をいじめる、揚げ足をとる

集団が特定の弱い立場の人をいじめる事で、集団の仲間意識を持たせたり、仲を深めることが出来ます。

他にも個人的に上下関係を差をハッキりさせる等、そんな事にいじめは使われますね。

弱い立場をいじめるためには、まずはきっかけ作りからです。

それが「揚げ足を取る」行為です。

弱い立場をいじめる。揚げ足を取る人の特徴

  • 弱い立場の人をいじめる、揚げ足をとる人の特徴
  • 自分の強さを見せつけたい(自分の身を守りたい)
  • 他人をいじめることでストレスを発散している
  • 揚げ足をとって相手の自信を無くさせたい(自分の言いなりにしたい)

【弱い立場をいじめて揚げ足を取る人との会話例】

保育士A「今日はすみません、ピアノの伴奏間違ってしまって」

揚げ足取る人「”今日は″っていうか、いつもでしょ」

揚げ足を取ることが癖になっている人、他人をいじることで自分の立場を示したい人がいます。

目上の人にはしない行為なので、対象は常に自分より弱い立場の人です。

ステータス重視で他人を判断する

年齢に関係なく、ステータスで人の価値を判断する人がいます。

たとえば「彼氏がいないから下」「実家暮らしだから下」「顔が可愛いから上」「〇〇学校出身だから下」「旦那の仕事が〇〇だから上」等、全てステータスで判断する人です。

ステータス重視で他人を判断する人の特徴

  • プライドが高い
  • 「この人は〇〇だから」と自分の価値観で人を判断する
  • 評価が高い人、低い人に対して態度が違う
  • 「自分は〇〇よりも上だ」と思うことで、自分の自尊心や自信を保っている
  • 人を羨ましいと思うと悔しかったり、自分を惨めと思ってしまう

【ステータス重視で他人を判断する人との会話例】

ステータス重視な人「〇〇先生って、彼氏いるの?」

保育士A「いませんよ」

ステータス重視な人「そんなんだ(安心)。実家暮らし?」

保育士A「実家暮らしです」

ステータス重視な人「そうなんだ。じゃあ家に帰っても暇なんだね(笑)」

ステータス重視な人と関わっていると「この人よりも上になりたい」と思っている訳ではなくても、「下に見られている」事が許せないですよね。

直接的に馬鹿にされなくても、会話の中や雰囲気から「下に見てる感」が滲みでてきて、不愉快に感じます。

上から目線で偉そうな態度をする人

「上から目線で偉そうな態度をする人」は、見下している感が余計に伝わってくるので、相手をするのが嫌ですね。

上から目線で偉そうな態度をする人の特徴

  • 競争心が強い
  • 自分が正しいと思っている(他人の意見は聞き入れない)
  • 求めていないのに、アドバイスをしてくる

【上から目線で偉そうな人との会話例】保育士A「今日の出し物、子ども達喜んでくれて良かった~」

上から目線の人「そうだね、でも私ならもっと〇〇するかな。今回は上手くいったけど次はもっと〇〇してみたら?」

保育士A「あ、でもそれはちゃんと意図があってそうしてるんだよね」

上から目線の人「だとしても、もう少し配慮しないと。」

本人がアドバイスを求めているなら分かりますが、求めてもいないのに意見を言われると「なんでこの人に評価されないといけないの」と思ってしまいます。

度が過ぎた場合、いわゆる「マウンティング系女子」(人間関係の格付け、相手より自分の方が上と思い人)です。

気分屋

気分屋の人は、悪気がない場合もあります。

しかし、気分屋の人のために周囲が気を使い、振り回されるので、気分屋の人が職場にいるとかなり迷惑なのです。

気分屋の人の特徴

  • 気分にムラがあり、それを表に出して周囲に気を使わせる
  • 気分によって言うことが替わる
  • 「自称気分屋」と開き直って、周囲に受け入れてもらおうとする

【気分屋との会話例】

たとえば、特に複数担任で設定保育を決める時。

保育士A「今日、散歩で良いですか?(確認)」

気分屋「晴れてるけど、今日は(気分的に)室内じゃない?」

保育士A「分かりました、室内にしますね(それ、あんたの気分でしょ)」

設定保育を決める週リーダーは自分だけど、最終的な決定権は複数担任の中で1番経験年数が多い保育士です。

逆に後輩に気分屋がいる場合も厄介でしょう。

気分が良い時は子どもと沢山関わって遊び、遊びの内容も充実。気分が悪い時は、明らかに保育に手を抜いていて、ただボーっとしてる・・・。
自分の気分を全面に出して、周囲に悪影響を与えるのは「性格が悪い人」と言われても仕方ありませんね。

自分が大好き、自慢話ばかり・・・

「俺のターン」が長い人ね。

自分の自慢話ばっかりする人、いるいる。

自慢話をする人は、大体嫌われますね。

「自慢話をするだけ」なら、周囲にもあまり影響はありません。

しかし性格が悪いと感じるのは、度が過ぎているからでしょう。

自分が大好き、自慢話ばかりする人の特徴

  • 空気が読めない
  • 自分に酔っている
  • 他人の話には興味がない
  • 自分の話(自慢)を聞いてもらいたい、話が長い

【自分大好き、自慢話ばかりする人との会話例】

保育士A「昨日彼氏とディズニーランド行ったんだけど、喧嘩してさ」

時間する人「え~そんなの?」

保育士A「喧嘩になちゃって、ずっと無言で・・・」

自慢話する人「そっか、せっかくのディズニーランドなのにね、私も経験あるよ~」

自慢話する人「Aちゃんで同じで、喧嘩してさ。でもそれが違ったの!サプライズでプレゼントくれて、嬉しさ倍増☆喧嘩は演出だったみたい!嬉しかった~!」(話のオチが自慢話で終わる)

上記の会話例のように、自分が悩み相談をしていたのに、いつの間にか相手の自慢話になってしまう事があります。

自慢話をする人は相手に「羨ましい」と思って欲しいのです。

なぜ保育士は性格が悪くなるのか、その原因とは

性格が悪いのは、元々その人が持っている性質でもありますが、環境によって性格が悪くなる場合もあります。

保育士の性格は悪くなってしまう原因は3つ。

  1. 労働環境が悪いとストレスが溜まり、周囲へも攻撃的になってしまうから
  2. 仕事中、周りには保育士と子どもしかいないから(素が出やすい)
  3. 肉体的にもハードな仕事の為、周囲へ配慮するまで余裕がないから

保育士は仕事中、子どもの怪我やトラブルに集中しながらも、重たい荷物を運んだり、時間通りに業務をこなそうと掃除をしたり・・・。

常に、身体を動かして仕事をしているので、保育士は疲れてストレスが溜まっています。

ストレスを感じていると、自分以外の人まで意識がいきません。

「この人、この話して嫌かな」というよりも、とにかく自分の気持ちを紛らわせたい(保育以外の事を考えて休憩したい)と思っているのです。

他にも、元々性格が悪い人でなくても性格が悪い人の傍にいると、自分にも悪影響があります。

たとえば「一緒にいる相手がいつも愚痴っぽい人だと、いつの間にか自分まで愚痴っぽくなっていた」と同じように、性格が悪い人と一緒にいると自分まで性格が悪くなってしまうのです。

そのため「職場の雰囲気(保育士)」が、「性格悪い人」を作ってしまっている事もあるでしょう。

【参考】保育士の人間関係はめんどくさい?最悪で辞めたいと思うほど辛い時の対処法は?

【参考】保育士が抱えやすいストレスやその原因と対策、発散方法について。病気になる前に正しい対処法を!

性格が悪い保育士への対策方法

性格が悪い人への対策方法は2つ。

  1. 性格悪い人の対応が上手くなる
  2. 性格悪い人から相手にされなくなる、距離を置く

上記の2つが性格悪い人への対処法です。

相手が変わる事を望んでいても意味はありません。

自分が変わる方がまだ可能性がありますから、自分の態度や言動を変えていきましょう。

では、どうすれば「性格悪い人えへの対応が上手くなるのか」「性格悪い人と距離を置く事が出来るのか」以下、方法を紹介します。

本気で話を聞かない、適当に話を流して聞く

噂好きな人、自慢話ばかりする人の話を本気で聞くのは辞めましょう。

まず噂話が好きな人。

相手の話を本気で話を聞いて反応することで、相手は良い気持ちになり、次なるターゲットを探しに行きます。

すると更に嫌な思いをする人、被害者が増えてしまうのです。

気を使って反応よく返事をしていると「この人は噂話が好きなんだ」と、相手も勘違いしてしまいます。

他にも相手の話しを聞く、反応することで「自分も噂好きな人が噂話をする一つ要因になっている」と思った方が良いかもしれません。

「私はそういう話に興味ないので」というように、あまり気乗りしない様子を見せることで「この人に話しても面白くない」と思わせる事で徐々に距離を置くことが出来るでしょう。(相手から話を振らなくなってくる)

自慢話をする人も同様。

「この人に話しても自分が良い気持ちにならない」と判断した場合は、他の話を聞いてくれる人を探しに行きます。

悪口には乗らない、無視をする

先ほども触れた通り、「悪口を聞くのが好きじゃない」なら、悪口を言う人、悪口を言う集団に関わらないようにしましょう。

「無視をする」というのは、話しかけられた事を無視するのではなく、話しかけられた内容の中で「悪口」が出てきた場合に、無視をするという事です。

悪口を言う相手が「悪口には興味ないんだ」「悪口を言ってもこの場は盛り上がらない」と判断したら、違う世間話を持ち出してくるか、悪口を聞きたい人を探しに行きます。

話題に触れない事が難しいのなら、違う話に話題を反らすなど「悪口は聞きたくありません」と意思表示をするのが有効です。

「この人は悲しい人」と割切る

たとえば偉そうにする人、ステータス重視の人に見下された時等。

「この人は人を認める事ができない悲しい人なんだ」「この人は自分が上と思わないと苦しくてやっていけない悲しい人」と思うと、気持ちが楽になります。

そして実際に偉そうにする人やステータス重視の人は「自分に自信を持つために他人を下に見なければ悔しくてやっていけない」人達です。

偉そうにしている人は、偉そうにする事で自分のことを守っています。

ステータス重視の人は、他人のことが羨ましくて仕方がないので「私は〇〇より価値ある人間だ」と思って安心したいのです。

その方法以外では、自分の事を大切に思えたり、好きと思えない悲しい人達。

ちなみに筆者は、イライラしないように「なんでこの人はこんな性格になってしまったんだ?」という事を考えるようにしています。

接点をあまり持たないようにする、わからないように避ける

「自分は性格悪い人への対応があまり上手じゃない」と思う人は、性格悪い人との接点をあまり持たないようにする、気づかれないように避けるという方法もあります。

自分に対して、悪影響だと思う人に合わせる必要はありません。

自分以外にも話す相手は他のいるのですから、あえて自分がストレスを感じてまで相手しなくても良いのです。

たとえば、休憩時間。

「休憩時間どこで過ごすと悪口の集団に捕まりやすくなってしまうのか」を考え、過ごし方を変えるだけで接点も少なくなっていくでしょう。

他にも「最近ノリ悪いね」と言われても「真面目に働く事にしたんです」と冗談で返せば、上手にトラブルを回避できます。

最終手段。自分の気持ちをハッキリ伝える

気の弱い人には向かない方法ですが、ハッキリ言ってしまった方が上手くいく事もあります。

しかし伝え方によっては人間関係のトラブルになったり、仕事にも支障がでるので「言葉」や「タイミング」等に気を使う必要があります。

「あんたのここが嫌い」というのではなく、たとえば嫌味を言う相手なら、「それ嫌味ですか」とちょっと笑いの要素を含めたツッコミを入れれるキャラに自分がなりきってしまう方法。

急に自分の性格を変えると思うとハードルが高いですから、「まずは1日〇キャラでいこう」と演技のつもりでやると言いやすかったりします。

悪口の話題を振られたら「私、人のこと興味ないので、〇〇先生と接点ないので・・」等、自分が思ったことを素直に言いましょう。

「避けられたりするよりも直接言ってもらった方が良い」という性格の人もいますから、それは相手を見て見極めてください。

ストレスが溜まってしまって辞めたい時は転職も視野に入れておこう

どんなに対策をしても、上手くいかない事もあります。

そして毎日「この人本当に嫌」と悩むくらい嫌な人がいて、ストレスが溜まって「辞めたい」と感じて、保育が楽しくなくなってしまうのは辛いですよね。

転職することは逃げではありません。

「この人のせいでここ辞めるなんて」と思うかもしれませんが、良い保育園に転職して「転職するきっかけをくれてありがとう」と思える可能性もあります。

保育園によって保育士の雰囲気は様々。

良い保育園には、良い保育士が集まります。

たとえば皆が優しくて、一生懸命仕事をしているのに、保育園で一人だけ悪口を言っている人がいれば孤立するでしょう。

そういう保育園を探すことで、今のストレスもなくなる可能性は高いです。

「どうしてもうまくいかない、ストレスが溜まってしまって・・・」という時は心機一転、働く場所を変えるにも良いのではないでしょうか。

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