保育士から事務職への転職は可能?難易度や活かせる点、志望動機や自己PRのポイントについて

保育士の転職先

保育士は1日中動きまわっているので、座って涼しげに仕事するイメージがある事務仕事に憧れますよね。

せっかく転職するなら「OLになりたい」と思う保育士も多いでしょう。

保育士から事務仕事に転職することは可能なのでしょうか。

本記事では、保育士が事務に転職するために必要なスキル、保育士が事務に転職するメリットやデメリットについて紹介します。

 

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各サイトで取り扱う求人が異なるので、複数のサービスに登録しておきましょう。エージェントサービスを利用すれば、非公開求人も紹介してもらえます。

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保育士から事務職へ転職したい!でも未経験で転職は可能?

「子どもと接するのが好き」「小さい頃からの夢」と保育士の仕事に就いても、想像以上の大変さに転職を考える人は少なくありません。

実際に、平成27年厚生労働省「保育士等に関する関係資料」を参考にすると、保育士の離職率は10.3%と高く、大体10人に1人は辞めてしまうのです。

転職を考えた場合、沢山の選択肢がありますが、今回は事務についてまとめていきます。

事務職は未経験者を広く採用している

事務仕事の求人を見てもわかる通り、「未経験者歓迎」など記載されている求人が多いです。

事務仕事は専門性の高い職種ではないので、ある程度のパソコンのスキルがあれば誰でもこなせる仕事でしょう。

「未経験者でも挑戦しやすい」という点から、保育士以外の転職者も事務仕事を希望している人が沢山います。

ただし正社員の倍率は非常に高いので、簡単には転職できない

平成30年12月厚生労働省が算出した有効求人倍率データを参考にすると、事務全般の有効求人倍率※は0.48倍です。

※有効求人倍率が高いとその分、転職者にとっては有利

たとえば有効求人倍率が2倍の場合、10人の求職者に対して企業の求人が20件

般事務に場合は0.37倍、会計事務0.75倍なので、事務仕事は有効求人倍率が低いということがわかります。

倍率が高いということは競争率も激しいため、簡単には転職できないでしょう。

保育士の仕事と事務仕事の共通点、活かせることは何がある?逆に足りないことは?

保育士は専門性が高い職種なので、保育士の仕事と事務仕事の共通点は多くはありません。

しかし転職の際は自分の強みと弱みを理解することで、自分のアピールするポイントも明確になります。

自分に足りない部分を把握した後は、習得するために参考書を買って勉強したり、資格を取ったりしてある程度の知識を付けておくと、転職にも有利になるでしょう。

保育士の仕事から事務に活かせること

保育士の仕事から事務に活かせることは以下の通りです。

  • コミュニケーション能力
  • チームワークや同僚への気配り

事務は、社内や社外の多くの人と接する機会があり、それに応じて業務を行うので、コミュニケーション能力が必要です。

保育士はコミュニケーション能力が高い人が多いので、その能力は「来客応対」等に活かせます。

元々コミュニケーション能力が高い人ではない場合も、「目を見て話しを聞く」「気配り」が自然とできるようになるのが保育士の働く環境です。

たとえば事務員の業務内容の一つ、来客応対。

来客応対の際に、あなたが保育士時代に修得した「愛想の良い笑顔」で対応することで、来客者は気持ちよく過ごせるでしょう。

他にもチームワークや同僚への気配りです。

保育士の仕事は、保育同士の協力が必要不可欠。

他の保育士の状況を見て声をかけたり、困っていたら助けることは日常茶飯事ですよね。

同への気配りをしながら、上手にチームワークをとって仕事をする能力が身についているのです。

事務は、様々な部署のサポートの役割を果たすので、気配りができる保育士の能力を活かすことができます。

保育士が事務に転職して身につけなければならない能力

保育士が事務に転職した場合、身に付けなければならない能力は以下の通りです。

  • ビジネスマナー(敬語・対人マナー・電話対応等)
  • パソコンのスキル(Word・Excel・資料作成)

たとえば保護者から電話があった時、保育士は「〇〇さんのお母さん?どうしました?」等のラフな話し方です。(逆に保育士が正しい敬語を使っていると違和感がある)

保育士にとって、保護者や子どもは「お客さん」ではないので、日常会話でも敬語は重要視されていません。

しかし事務の場合、保育士のような態度や話し方は適していないので、ビジネスマナーを身に付ける必要があります。

事前にビジネスマナーを身に付けるのはなかなか難しいかもしれませんが、敬語や電話対応なら保育士の間に練習できるのではないでしょうか。

他にもパソコンのスキルです。

事務の場合、WordやExcelは当たり前のように使うので、パソコンに慣れていないと苦労します。

個人記録やおたよりをパソコンを使って作成することもありますが、事事務で通用するまでのパソコンスキルを持っている保育士は珍しいでしょう。

「パソコン苦手」という人は多いですが、スキルを身に付けることで改善できます。

自分に足りないから諦めるのではなく、積極的に身に付けていきましょう。

保育士から未経験でも転職可能な事務職の種類は?

「事務」と言っても、事務にも種類があります。

以下で紹介する事務以外にも違う名称の事務がありますが、基本的な内容はあまり変わりないので、確認しておくと良いですね。

一般事務

一般事務の業務内容は、データ入力・電話対応・書類のファイリング(書類整理)・来客応対・部署のサポート業務などです。

求人における「一般事務」、特に中小企業では、以下で紹介する「営業事務」や「会計事務」などを全て含める意味で使われている場合もあります。

他にも「一般事務」はいわゆる「なんでも屋さん」として雑務を任されることも多いでしょう。

営業事務

営業事務の業務内容は、電話やメール対応・受注や発注業務・納期調整・営業書類作成※などです。

営業のサポート役として、営業部署の人が働きやすいように資料や書類を下準備したり、業務の後処理等をして働きます。

他の会社の営業や顧客とのやり取りが多いので、他の事務よりも高いスキルが必要かもしれません。

時にはクレーム対応をすることもあります。

他にも営業の場合は「会社の顔」となるので、責任のある仕事です。

営業事務は、特にコミュニケーション能力やチームワークが必要なので、保育士で培われた能力を存分に発揮できますね。

会計事務(経理事務)

会計事務の業務内容は、従業員の給料計算・伝票計算・決算の会計処理・帳簿記入等です。

「会計」という言葉がある通り、会社運営の資金の様々な手続き等(確定申告や決算)を行います。

他の事務とは異なり、年度末や決算時期になると忙しくなるでしょう。

時期によって残業があるかもしれません。

総務事務

総務事務の業務内容は、来客応・電話の受付、データ入力備品管理や発注・設備・福利厚生・忘年会や会社行事等の作業等です。

他にも会社で会議がある場合は、準備や書記を任されることもあるでしょう。

他の事務にも当てはまりますが、総務事務は特に外部からの問い合わせ対応をする必要があるので、問い合わせの内容を理解し、担当者に正確に伝えるスキルや自分で処理をすることも求められます。

保育士から事務職へ転職するメリット・デメリット

保育士から転職する時には「なぜ事務職を選んだのか」「保育士の仕事の何が自分に合わなかったのか」を考える必要があります。

他にも保育士から事務職へ転職することで自分にどんなメリットがあるのか、またデメリットがあるのかを把握しておきましょう。

保育士から事務へ転職するメリット

保育士から事務へ転職するメリットは以下の通りです。

  • 土日休みの場合が多く私生活の予定を入れやすい
  • 持ち帰りの仕事がない
  • 定時で上がれることが殆ど
  • 有給を取得しやすい
  • 休憩時間が自由に使える
  • 体力的に楽に感じる
  • パソコンの能力が身につく(情報処理能力)

事務仕事の場合、トラブルがない限りは定時で帰ることができます。

多くの保育士が不満を抱えている「サービス残業」や「持ち帰りの仕事」がない事務仕事は、魅力的ですよね。

他にも業務的な責任はありますが、保育士のように「子どもの命を預かっている」という責任とは違うので、仕事に対しても心に余裕がもてるかもしれません。

保育士から事務へ転職するデメリット

保育士から事務へ転職するデメリットは以下の通りです。

  • 給料が下がる可能性大
  • 仕事がつまらないと感じてしまうことも・・・
  • 腰痛や肩こりに悩まされる
  • 子どもと関わる機会がなくなる
  • 8時間屋内で過ごすことになる
  • 固定制の勤務形態に慣れるのが大変

一般的に事務仕事の給料は、高くありません。

求人を見てもわかる通り、月給16~18万円、年収は200~300万円程度。

保育士から転職する理由が「給料が安い」の場合、事務職に転職した方が給料が下がる可能性が高いです。

また給料関係で言うと、保育士の場合は少しずつではありますが、年数が上がると昇給がありますが、事務の場合は昇給もあまり期待できません。

他にも事務仕事の場合、ずっと座ってパソコン作業なので、保育士の頃とは違った痛みの「腰痛」や「肩凝り」に悩まされるでしょう。

保育士の仕事に慣れている人は、ずっと座ってパソコン作業をすることが「つまらない」「苦痛」に感じることもあります。

保育士から事務職への転職を成功させる為の転職理由・志望動機・自己PR

事務は競争率が高いので、「保育士は即戦力にならない」と書類審査の時点で、落とされることも珍しくありません。

そのため、志望動機や自己PRで積極的に自分の魅力を表現する必要があります。

他にも「パソコン操作の勉強をしている」と積極的な姿勢、「学生時代にはWordやExcelを使っていたので書類作成は出来る(嘘はいけない)」等を伝えると良いでしょう。

では「転職理由が思い浮かばない」「志望動機とか自己PRを考えるのは苦手」な人は、以下の項目を確認してみてくださいね。

※以下の例文、面接の場合は「御社」書類の場合は「貴社」

保育士から事務職へ:転職理由のポイント

保育園を辞める理由を、正直に答えてしまうと転職成功への道のりが途絶えてしまう可能性があるので、表現に仕方には気をつけましょう。

転職理由の例文は以下の通りです。

保育士の仕事にやりがいを感じ、〇年間勤めてきましたが、これから先も働くことを考えた時に早番や遅番というシフト制、日常的に重たい物を持たなくてはならない等から、長く続けていくのは難しいと思いました。将来的に事務系のスキルが必要だと思ったので、事務職への転職を考えました。

「自分の将来を考えた時に・・・」という内容だと考えやすく、説得力がでますね。

「人間関係や給料面」を転職理由にするのは避けるのが無難です。

保育士から事務職へ:志望動機のポイント

まず志望動機を考える上で気を付けるポイントを確認しておきましょう。

  1. 転職先の特色に触れる(会社のスローガン・その会社だけが持つ魅力等)
  2. 会社に入った後、自身のスキルアップの理想像

その時に上記の2つを意識しながら、自分なりの志望動機を考えると良いですね。

志望動機の例文は以下の通りです。

私は保育士として〇年間働き、保護者や同僚と協力しながら、子ども達の成長を見守ることに、とてもやりがいを感じてきました。しかし保育士の仕事を経験したことがないこともあり、他業種への興味が湧きました。そこで見つけたのが御社の求人です。「(事業内容やスローガン)」とても惹かれ、志望しました。事務職は未経験ですが、即戦力になれるように現在、契約書作成やパソコンの資格勉強をしています。今後はパソコンスキルや対人スキルを更に磨いていきたいです。そして御社の一員となり、事務という形で貢献できましたら幸いです。

「自分が持っている能力を活かして、御社で更に〇〇なスキルを身に付けたいです」等、その企業や会社を選ぶ理由が明確だと更に良いです。

保育士から事務職へ:自己PRのポイント

自己PRでは、「経験を通して身についたスキルから、こういう仕事ができます」という自分のアピールです。

他にも、保育士の仕事以外の経験(アルバイト等)でも良いですね。

自己PRの例文は以下の通りです。

私は保育士の仕事を通して、様々な保護者と出会い、対応してきました。保護者対応では、丁寧な対応を常に意識していたことで保護者からは「丁寧で誠実な対応をしていくれるので、子どもを安心して預けられる」というお言葉をいただきました。
御社に就職した際、電話対応や来客の時にも、このスキルを活かすことが出来ます。
他にも事務仕事の際には、限られた時間の中で業務をこなすために、効率良く進めることを意識し、保育園内でも「段取りが良くて、仕事が早い」と評価されたこともあります。これまでの経験を活かしながら、新たなことを吸収し、御社に貢献していきたいです。

上記のような、保育士の経験を活かした自己PRが使いやすいしょう。

他にも、事務に転職するためにパソコン操作に関する勉強や資格を所得した場合は、自己PR内に入れると印象が良いですね。

事務で働く自分を想像し、転職するかどうか見極めよう

保育士として働いていると、保育士として働いていることが当たり前になってしまい、仕事で悩んだ時には「他業種の方が絶対楽」と思ってしまうこともあります。

しかし、実際に条件を比較した場合、保育士の方が自分に合っていることもあるので、勢いで転職してしまうと後悔してしまうでしょう。

事務職に転職しても、今の自分の仕事に対する不満が解決しない場合は、もう一度転職するかどうか考えた方が良いかもしれません。

逆に転職した方が、自分の悩みや仕事に対する不満が解決する場合もあります。

求人で事務職を見つけた時は、早めに転職を決断しましょう。

転職活動が不安… なるべく効率的に進めたいという方は

保育士から事務職となると他業種・他業界になるので不安を抱えている方も多いでしょう。

そのような人は一人で転職活動をする通常の転職サイトではなく、サポートが充実した転職エージェントを利用してみましょう。

なかには未経験から他業種への転職を得意としているサービスもあるので、そのような転職エージェントを利用すると成功率もぐっと上がります。

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