保育士の職場は悪口の絶えない?悪口だらけの職場で人間関係に疲れた時の対処法

保育士の悩み

職員の人柄や職員同士の人間関係など、保育士は保育園の雰囲気の一部でもあります。

働く人は「職員同士が仲良い、雰囲気の良い保育園」で働きたいですよね。

同僚や保護者、そして子どもの悪口までも言う人達とは働きたいとは思えません。

しかし保育園の中には、毎日のように悪口を言う環境にある保育園もあります。

そして不運にも悪口を毎日言う人がいる保育園にあたってしまった人は「悪口はもう聞きたくない」と疲れている保育士も多いでしょう。

本記事では、悪口を言う人がなぜ悪口を言ってしまうのか、悪口を言う人の対処法について紹介します。

保育士なら職場内の悪口に巻き込まれた経験があるはず・・・

女性が集まると少なからず悪口で場が盛り上がることがあります。

保育士はほぼ女の職場なので、悪口を言う場面というのに遭遇してしまう可能性が高いのです。

自分もその対象の人に不満がある場合はストレス発散になる時のありますが、それでも毎日悪口を聞くのはさすがに疲れてしまいます。

悪口を言うことで悪化する人間関係

愚痴なのか、悪口なのか。褒められてるのか、嫌味を言われてるのか。相談なのか、試されてるのか・・・。ムズカシイ。

皆適当なことばっかり言うよね。人の悪口ずっと話して何が面白いのかね。

保育士の職場の人間関係の中には、多少の派閥が存在します。

見ただけでわかるというような派閥もあれば、「実は仲悪かったんだ」というように隠れたところで派閥がある場合もあります。

お互い悪口を言い合って、グループの仲間意識を高めるのです。

グループ内は家族のように仲が良いのですが、派閥の相手と一緒になると明らかに空気が悪くなります。

関係ない自分がその場に居合わせた時には、その空気感に堪えられないですよね。

逆に悪口を言うことで仲良くなることもある

たとえば一人に人が園長に対して、日頃から不満があったとします。

そして誰か同僚に打ち明けた時に相手が「私もそう思ってた~」と言われると自分の気持ちに共感してくれたことに対して安心したり、嬉しくなることってありますよね。

悪口を言う人は、そういった正直な感情を話している感覚で話しているのかもしれません。

悪口の対象とされる人

悪口を言う人は自分と自分と同じ価値観の人以外、全てを対象にして悪口を言うのです。

そのため誰が対象という訳ではありませんが、特に以下の対象人物の悪口は必ず言います。

もしも職場で以下の人を対象にして悪口を言う人がいたら、深く関わるのは辞めた方が良いかもしれません。

新人

何もしてなくても、「新人、なんか嫌なんだよね」と悪口を言われてしまうのが新人です。

そういう人には新人は笑っていても、おとなしくしていても「なんか嫌」と思われます。

新人なのですから、保育園の雰囲気に馴染めなくて当然なのですが、それが気に食わないのでしょう。

しかしこれは時が経てば、話題に上がらなくなることもあります。

保護者

保育園の雰囲気にもよりますが、保育士は保護者の悪口を結構言います。

筆者の元職場でも、保護者の悪口を言う人は多かったです。

特に仕事が休みという日に子どもを預けてる保護者に対してかなり厳しく、「〇〇ちゃんのお母さん絶対休みじゃん。自分の子どもなのに面倒みれないの?」「〇〇君の家の前通ったけど車あったよ」と言う人が必ず1人か2人はいました。

他にも土曜保育になると「〇〇ちゃんの親の仕事なに?」と個人記録を確認して「本当に仕事してるのか電話するかな」なんて言う保育士もいます。

子どもが何人いても自分の出勤の有無が変わる訳でもないのに、そういったことに執着して悪口を言うのです。

他にも「あのお父さん気持ち悪い、私なら一緒にいれない」など好き放題言います。

子ども

信じられませんが、子どもの悪口を言う保育士もいます。

子どもの年齢によっては家に帰って親に言うわけでもないので、悪口の対象になりやすいのかもしれません。

たとえば午睡の時に「この子寝ないから付きたくない」という話から、「顔が可愛くない」「将来モテなそう」など子どもに対して失礼なことを言います。

筆者が保護者だったら、自分の子どもじゃなくても子どもの悪口を言う保育士がいる保育園に子どもを預けたいとは思えません。

なぜ悪口を言うのか

悪口を言う人の気持ち、心理を少し考えてあげると「なぜ悪口を言うのか」ということを理解できるかもしれません。

たまに悪口を言う人はいますが、に悪口を言う人はおそらく幸せじゃない人です。

そう思うとなんだか可哀相な気もしますよね。

職場に不満がある

わかる。話に困ったらとりあえず「やー給料安いよね」「早番怠いよね」って職場の不満を言う。

職場で誰もが思っている共通の話題だから、共感得やすいし。

職場の環境が悪いとそれが悪口に繋がっていきます。

職場の環境の悪口から園長の悪口、園長の悪口から主任の悪口・・・と不満に感じていることを何かのせい、誰かのせいにしたいのです。

そして職場にくると、毎日不満を思い出し、つい誰かに聞いてほしくなるのでしょう。

ストレスを発散したい

カラオケ行くとか買い物するとか、もっと違うことでストレス発散してくれたらいいのに。

自分だけストレス発散して、他人にストレス与えてるってどうなの。迷惑だわ~。

女性は話すことでストレスを発散しているというのは有名な話ですよね。

確かに話すことで心の中がスッキリして、もやもやしたものが消えるという体験は誰にでもあります。

悪口を言う人もそういった心のもやもやを解消したくて、悪口を言ってしまうのでしょう。

話を聞いてほしい

悪口を言うからと人に嫌われて、敬遠される存在となっているなら、話を聞いてくれる友達がいないのかもしれません。

職場にしか話を聞いてくれる人がいないため、つい悪口を言って周りの気を引きたいという気持ちなのでしょう。

「悪口以外の話をしてくれたらいいのに。」とも思いますが、話題がそれしか思いつかないのですね。

悪口を言うことが癖になっている

悪口言うことが癖になってるって悲しいんだけど。

でもそういう人って結構いるような気がする。

年齢問わず、悪口を言うことが癖になっている人、周りにもいませんか。

おそらく小さい頃から、不満の溜まる環境にいたのでしょう。

悪口ばかり言っている人は人間関係も上手くいっていない可哀相な人です。

世間や周りの人を批判して、自分の居場所を作っているのかもしれませんね。

もう悪口なんて聞きたくない!そんな時の対処法

先ほども触れた通り、悪口を言う人は自分と似た考えの人以外の全ての人を対象にして悪口を言います。

悪口を言われないように気をつけてもあまり効果はなく、対策をするのもほぼ無意味です。

しかし悪口を聞かないようにするための対処法はあります。

保育中の悪口なら子どもの保育に入る

もう悪口ばっかり怠いな~。悪口言う人の中にいたら、自分も悪口言う人になっちゃいそう。

確かに~。自分は言ってないのに、言ったみたいに言われても嫌だよね。

悪口を言う人は、いつでも悪口を言います。

そして保育中も悪口を言うのです。

たとえば乳児の場合は職員の人数も多く、子どもが落ち着いていれば少しの間、職員同士で話す機会があります。

子どもの年齢的にも家に帰って保護者に言う歳でもないので、仕事中悪口を言う環境としては整っているのです。

たとえば4人いる職員中3人が話に夢中になっていたら、1人は子どもを見てなくてはいけません。

本来なら乳児を1人で見るのは不可能ですが、それでもそういう状況になってしまうことってありますよね。

ひどい時には、子どもをほったらかしにして保育士だけで話している・・・ということもあるくらいです。

子どもが怪我をしてしまう前に、保育に入る必要があるので「私保育入りますね」と悪口の輪から抜けるか、子どもに話かけたりして上手に逃げましょう。

話を聞きすぎないようにする・話を流す

練習しよ!「あのさ~新人ほんと使えないよね~、どう思う」って言われたらどうする。

う~ん「まだあんまり話したことないんですよ!私も1年目の頃は何もできなかったですぅ~」ってのはどうかな。

悪口を言う人に対して良い反応をしてしまうと、以下のような誤解をされてしまう可能性があります。

  • 私の話を聞いてくれる
  • 私と同じ考えなんだ(悪口に同感してくれた)
  • 私の話を聞きたいんだ

なぜか自分に都合良く、捉えてしまうのですね。

そのため反応よく頷いて、話を熱心に聞いてしまうと、永遠に悪口を聞かされてしまう可能性があるので気をつけてください。

話を聞いてくれる人を見つけると、毎日その人のそばにいって悪口を言うのです。

ある程度、話を聞いたら違う用事がある雰囲気をつくり、その場から立ち去りましょう。

悪口言う人と良い距離感を保つ

保育園にいる職員皆と仲良くする必要もありません、また悪口を言う人に気に入られようとする必要もありません。

大事なのは適切な距離感です。

仲良くなりすぎず、そして離れすぎずという距離感を保つことが大切になります。

たまにちょっと話を聞いてあげたり、その次の日からは2人になるのを避けたり、当たり障りのない態度でやり過ごしましょう。

あまり深く考えない

悪口降られたら「私最近良い人キャンペーンしてます」ってちょっと笑える方向で悪口をかわすということもできる。

それでいいじゃん。

悪口が気になる人にとっては、深く考えないということが難しいのかもしれません。

しかし悪口について深く考えることを辞めると、気が楽になります。

実際に悪口を言う本人も明日になったら悪口の内容すら忘れてしまう、きっとそんなようなことでしかありません。

「保護者が可哀相、子どもが可哀相・・・」と心を痛めて重く受け止めていても、悪口を言った本人が忘れているのですから、自分が気にしていることがばからしく思えてくるはずです。

そしていちいち気にしていると、疲れてしまいます。

「常に悪口を言う人は可哀相だ」「人は悪口を言うものだ」と思って、悪口に対して深く考えることを辞めましょう。

自分は悪口を言わないと決めて、自分の仕事に集中するだけです。

悪口ばかりの職場が嫌なら転職を考えてみては?

悪口ばかり言い合う保育園もあれば、たまに業務の愚痴はあっても悪口とは無縁な保育園もあります。

子どもが大好きで、保護者のために仕事を頑張りたいと思っている人にとっては、常に悪口を言う人がいる環境で働くことはかなりキツイでしょう。

もし自分に合っていないな、と思った時は転職を考えても良いかもしれません。

実際に筆者の経験した2つの保育園が、対照的でした。

保育園によって雰囲気は全く異なります。

子どもや保護者のために頑張っている保育士が多い保育園では、心で思っていても口に出すことはありません。

そういった大人な考えの人が多い保育園を探すのも良いかもしれませんね。

もしくは悪口に耐性をつくり、気にしないようにすることです。

すぐに環境が変えられないとしても、毎日試行錯誤して悪口を言う人から距離をとりましょう。

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