保育士の仕事がつまらないと感じる理由とは?仕事が楽しくない時の対処法

保育士の悩み

自分がなりたくて保育士になったのに「仕事が面白くない」「仕事つまんない」と感じてしまうことありませんか。

仕事をしているのにやりがいも感じることができず、仕事が楽しそうな人をみると「羨ましいな」と思ったり・・・。

せっかく働いているのですから「仕事最近どう?」と聞かれた時は「楽しいよ」と答えたいですよね。

本記事では保育士の仕事がつまらない理由について、またその対処法について紹介していきます。

保育士の仕事がつまらない、楽しくない理由とは

保育士の仕事は本来やりがいを感じる仕事のはずですが、なぜつまらないと思ってしまうのでしょうか。

漠然と「つまらない」だけでなく「なぜ・なにがつまらないのか」原因をハッキリしないと対策方法を練ることもできません。

保育士の仕事がつまらないと感じる理由を以下挙げてみました。

自分に当てはめながら考えてみてくださいね。

保育士同士の人間関係が薄い?

たとえば社会人になる前は自分の中で「社会人ってこんな感じかなぁ」とドラマなどを見ながら想像します。

「保育士になったら先輩に沢山仕事を教えてもらって、仕事が終わったら飲みに行く・・・」そんなことを考えていたかもしれません。

ちなみに筆者も大学生の頃、楽しそうな社会人像を勝手に思い描いていました。

しかし実際働いてみると仕事終わりは、飲みに行く体力すら残っていないので「お疲れ様でした」と言って皆それぞれ家に帰ってしまうのです。

飲みに行くような関係でなくても、たとえば先輩ではなく同期でも良いのですが、仕事以外でも仲良くできるような、そして仕事の愚痴を言い合えるような人が職場にいないのはつまらないものですよね。

「自分の友達は職場の人と飲みに行っている姿をSNSにあげてるのに自分はそんな存在がいない・・・」と考えると面白くない職場だなと感じてしまいます。

自分の思うような保育ができない

「優しい先生」「子どもの気持ちを受け止めてあげる先生」を目指していたのに、仕事中は子どもの対応に追われ、そして時間に追われて忙しく過ごしています。

子どもが泣いていても「話聞いてあげたいけど今これ終わらせないと・・・」と相手をしてあげる時間もない、そんな状況も珍しくはありません。

他にも子どもが話を聞いてくれない、子どもと楽しいことがしたいけど良いアイデアが思い浮かばない・・・などが積み重なって自分が思い描いていたような保育士像になれないことに悩んでしまうのです。

「本当はこうなりたいという理想はあるのに、自分にはできない」ことが原因で「つまらない」「仕事が楽しくない」と感じてしまうのかもしれません。

保育園の規模によっても雰囲気が変わる

保育園によって子どもの定員が決まっていたり、施設の作りによって活動は制限されます。

たとえば年齢ごとに分かれて1クラス20人、全体で90名定員の保育園が大規模保育園です。

年齢関係なく19名程の子どもが通う小規模保育園などがあります。

大規模保育園と小規模保育園では環境が異なるため、遊びの内容も異なるのです。

大規模保育園では子どもと丁寧に関わりたいと思っても、子どもの数も多いためそれがなかなかできないことが多いでしょう。

小規模保育園では大勢で遊ぶ時に、たとえばしっぽとりゲームをしようと考えても縦割り保育で2歳の子もいれば5歳の子もいるという状況ではそんな遊びはできません。

2歳の子は怪我をしてしまうかもしれませんし、5歳の子は相手が年下では体の発達も違うためつまらないですよね。

「こんなことしてみたい」と思っても自分が勤める保育園では実現することができないとなるとつまらなく感じてしまいます。

あなたの保育方針と保育園の方針の不一致

就職する前はどこの保育園も同じだと思ってた・・・。

保育園によって雰囲気って全然ちがうよ。

求人で見かける保育方針はどこの保育園も同じに見えてしまい「自分のしたい保育とは」ということを考えていなかったり、あまり照らし合わせず就職先を選んでしまうこともあるでしょう。

勤めてから「ここの方針は随分と自分のしたいことは違うな・・・」と気づきはじめるのです。

自分の考えとは異なる保育方針があると、それに縛られてしまい窮屈に感じてしまいますよね。

他にも保育方針と実際に行う保育が全然違うということもあります。

たとえば保育方針では「子どもを元気いっぱい遊び、挑戦・・・」など書いてあっても、実際の保育は「怪我をすることに繋がる遊びなどは全て禁止」となっていて怪我をしないことが第一優先。

「全然子どもに挑戦させてあげれないじゃん」と差を感じた時は「自分の求めている保育ではない」のでつまらないのです。

保育士としてのスキルが向上していない気がする

「保育園にスキルアップに繋がるようなシステムがない。」「人手不足でみんな忙しそう。保育について相談したくても時間もないし、教えてもらえない」などの理由で、自分が保育士としてのスキルを身に付けられないと感じている人がいるかもしれませんね。

保育中は忙しく大人同士が「今の状況は〇〇だから・・・」なんていちいち説明を入れるのは難しいのです。

先輩の子どもへの対応を見て「なるほど、こうやって関わるとこの子は良いんだ」など大体の事は目でみて学ぶことが多いですよね。

しかしそういった自分の理想像のような保育士がいるならまだ恵まれています。

近くに理想像となる保育士がいない場合、自分の目標が定まらずに「せっかく保育士になったのに自分は何か学んだのだろうか、保育のひきだしは増えたのだろうか」とふとした時に考えてしまうのです。

保育士になったのに自分のスキルが上がっていかない、後輩指導の環境が整っていない職場だと「面白くない」と感じますよね。  

平日遊びに行く体力がない。仕事と自宅の往復のみ

周りの友達が仕事終わりにカフェに行っていたり友達と遊んでいるのに、自分は誘われても断ってばかり「仕事終わりに遊ぶ体力残ってないし明日も仕事だし・・・」と、そんな風にしているうちに友達にも誘われなくなってしまったということはありませんか。

たとえば事務仕事をしている人なら、仕事終わりに夕ご飯も優雅で良いでしょう。

0時までカラオケに行っても楽しいかもしれませんが、保育士はそんな体力残っていないのです。

「体力が残っているなら明日のために温存しておきたい」そう思ってしまいます。

しかも毎日違うシフトで出勤することも考えて家事などをこなす必要があるのです。

そして気づくと家の職場の往復のみ、そしてたまにスーパーへ買い出し・・・のようなつまらない平日を過ごしてしまうのです。

保育士は休憩時間もないから自由に過ごせない

昼休憩を事務仕事に充てているという保育士は多いです。

強制ではないけど昼休憩中に事務仕事をしなければ、仕事が終わらないのですから実質強制のようなものですよね。

そして保育園によっては午睡中子どもの見回りをローテションで順番を気にしたり、子どもが何人も起きてしまった時などはヘルプとして午睡付きに回ります。

本来であれば休憩は仕事から解放された時間でなければいけません。

本当なら1時間の休憩中は気になっている動画を見たり、ダラダラと過ごしても良いはずなのです。

しかし実際はそんなことできませんよね。

筆者も「OLなら自由なんだろうな~」「ランチのついでにちょっと買い物したりするのかな~」なんて考えていました。

他にも仕事中は散歩以外、保育園の外に出ることがないのでそれはちょっと退屈ですよね。

他にもこんな意見も・・・

なんか1回つまらないと思うと、どれもつまらなく思えてきた。

え~?どゆこと。「辛いしんどい辞めたい」と思っている人よりはまだ良い職場なんだろうけどね。

上記のような代表的なつまらない理由ではなく、日々のちょっとしたことでも積み重なっていくことによって「つまらない」という気持ちが高まってしまいます。

保育士の仕事に夢を見すぎて「実際はこんな感じなんだ」と、ちょっと残念に思ってしまうところもあるかもしれませんね。

職場に出会いがない

保育士の職場には男性がいません。

保育士の職場に男性がいるとしたら子どものお父さんです。

給料が低いですから、男性なら子ども好きでも保育士ではなく他の業種に勤めた方が収入が良いでしょう。

平成26年3月東京都保育士実態調査のアンケートでも、わずか全体の4.6%しか男性保育士はいません。

職場恋愛なんて夢のまた夢、というか実現するのは無理に等しいです。

「職場の先輩で格好良い人がいるの」という話とか憧れますよね。

とはいえ社会人になると学生のように出会いがあるわけではありませんし、職場に必ず格好良い先輩がいるということもありません。

おしゃれもできない

街中で見かける若い人、そして友達も大体は可愛い格好をして仕事に行きます。

しかし保育士はTシャツにジャージ、それが制服みたいなものです。

職場で着替えても良いのですが、いちいち着替えるのはそれはそれで面倒くさいですよね。

一般的にはTシャツのジャージ、トレーナーにチノパンはラフな格好、人によってはだらしない格好と思う人もいます。

平日はずっとそのような格好でいるのでオシャレが好きな人なら「可愛い服は休みの日しか着れないのはつまらない・・・」と思ってしまうかもしれませんね。

化粧もできない

すっぴんを強制するような保育園はないですが、それでもばっちり化粧をしている保育士はあまり見たことがありません。

本当は可愛くアイシャドウにラメを選びたい、口紅も気にいっている可愛い色を使いたいし、仕事中も可愛くいれたら良いのに、と思いますよね。

よくトイレにメイクポーチを持っていって、化粧直しをしているOLをドラマで見かけますが、そんなことを保育士がしていたら「どうしたの、先生」と言われてしまうかもしれません。

朝にしてきた化粧が大体昼には崩れているので、仕事中は鏡で自分の顔を見えると気持ち的に下がってしまう時があります。

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保育士がつまらない・楽しくないと感じた時の対処法

仕事が楽しくないと1日が長く感じてしまいますよね。

集中力もなくなり「早く仕事終わらないかな」とばかり考えてしまうのです。

しかしせっかく仕事するのですからその時間を無駄にするようなことは勿体ない気はしませんか。

それなら楽しくなるためには何をしたら良いのかと考えて、対処法を試してみるのもも良いでしょう。

以下、保育士の仕事がつまらないとかんじた時の対処方法について紹介します。

受け身で待っていても先輩とは仲良くなれない

「保育士になる前は先輩に沢山仕事を教えてもらって、仕事が終わったら飲みに行く・・・」というのが理想と言っても、誘いを待っているだけ、自分から話しかけることもないなら親密になれるわけがありません。

楽しくないと感じる原因の一つにはもちろん環境にもありますが、周りにばかり原因を求めるのではなく1番の原因は自分にあるのかもしれないと自分を見つめなおすことも重要です。

誰かが楽しくしてくれるわけではなく、自分が楽しいと思えるように自分から色々動かなければいけません。

仲良くなりたい、話しを聞いてみたい先輩がいるなら思い切って話かけてみましょう。

どんな後輩なら、あなたは話かけたくなりますか。

相手の気持ちになって、日頃から真面目に仕事をして「あの後輩困っていないかな」など気にかけてもらえるような存在にできればなりたいですよね。

他にも休憩中や帰りが一緒になった時に保育のこと、保育以外のことも聞いてみるなど自分からどんどんアクションを起こすことで案外簡単に仲を深めることができるかもしれませんよ。

自分の思うような保育ができないのは経験不足

え~ここの保育園だと自分が思ったようにできない~。むり~。

保育園っていうより自分が原因かもよ。

「自分の思うような保育ができない」という悩みは保育士10年、20年の経験者でも感じます。

ベテランの保育士でも子どもが違えば対応の仕方も異なるのです。

ベテラン保育士は「自分の思い描いているようにできないな」と感じても、対応する力を経験から身に付けているのでしょう。

保育士の経験年数を積めば今、直面している問題もある程度解決できるようになるかもしれません。

たとえば子どもが自分話を聞いてくれないと悩んでいるなら、子どもが自分が注目してくれそうな面白いことを考えましょう。

子どもは素直ですから「えっあれなに」「面白そう」と思えば自然と集まってきてくれたり、静かに見てくれるのです。

面白い手遊びや絵本、子どもの興味の惹き方を身に付ければ仕事も楽しくなりますよ。

そして「勤続年数に関わらずこの悩みは保育士の誰もが感じていることなんだ」と認識して、周りの保育士の相談したり試行錯誤をして解決していくと良いですね。

保育園の特徴を活かした保育をしてみよう

たとえば大規模保育園なら子どもと丁寧に関わる時間が限られていたり、やることに追われて丁寧に関わることは難しいかもしれませんが「小規模保育園だったらできたのに」と自分の現状に嘆くよりも「小規模保育園にはできないこと」「自分の勤めている保育園でしかできないことはなんだろう」と考えてみましょう。

保育園によって施設の作りや人が違うのですから、それによってできること・できないことがあるのは仕方のないことです。

たとえば広い保育園なら身体をいっぱい使った遊びもできます。

小さな保育園ならじっくり考えて取り組む遊びを見つけてみるなど、自分の考えや工夫次第で楽しく仕事ができる可能性はありますよ。

保育士としてのスキルが向上するには・・・

昔までは保育士になった後に保育について学ぶ機会がなかったのですが、平成27年度の処遇改善加算に続き、平成29年度に保育士のキャリアアップのための仕組みが導入されたのです。

これは保育士が専門性を高めるためにセミナー等に行って、保育の知識を深めることができる仕組みで、講義によっては自分の勤める保育園以外とも交流することができます。

仕事をしていても目標がないとメリハリもなく、毎日ただ過ぎ去っていくだけですが、自分に知識があれば「もっとこうしてみよう」「子ども達とあれしたら面白いかも」などやりたいことが見つかるかもしれません。

実際に筆者も園長から指示されて、セミナーに参加しましたが他の園での取り組みを知る事で良い刺激になりました。

保育園で決められたセミナーに一定数参加することによって役職を与えられたり、給料が上がったりするので処遇改善手当についても知識を深めておくと良いですね。

【参考】保育士がキャリアアップするメリットや、キャリアアップする為に行う具体的なこととは?

【参考】保育士の処遇改善手当とはなに?実際にいくら貰えるの?

平日遊びに行く体力がないのは保育士だけではない

学生と社会人のギャップってあるよねぇ。

SNSはパリピな人しか投稿あげないからね。大体の人は平日家に帰ってグダグダしているよ。

社会人になって平日毎日お出かけ、飲み歩いている人は実はそんなにいないです。

家に帰ってダラダラ過ごしてSNSを2時間ひたすら見あさる人の方が多いかもしれません。

みんな有意義に過ごしているわけではないですし、平日お出かけしないから旅行やテーマパークなどの違うところにお金をかけられるという利点もあります。

「それでも家と保育園の往復は切ない」と思ったり友達と遊ぶことがなかなかできないなら一人でも楽しめる趣味を見つけるのも良いかもしれません。

1人で美味しいごはん屋さんを探す、ジムに通う、映画を観る、料理をつくるなど趣味はなんでも良いのです。

他にも早番を利用して習い事をすることで出会いがあるかもしれませんよ。

学生時代からの友達も良いですが、そういった習い事でできる友達も素敵です。

保育園は沢山ある。転職して新しい環境を探してみては?

上記の全てを改善したとしても「このつまらないという感情は決して変わらない」と思うなら、保育園が合っていないのかもしれません。

つまらないからと言って安易に転職するというのはお勧めしませんが「この保育園にいても何も学ぶことがない、もっとスキルアップできる職場で働きたい」というような明確な理由があるのなら、転職することも良いでしょう。

たとえばシフト制、休憩時間がないなどの基本的な保育士の働き方はどこの保育園に行ってもあまり変わらない可能性が高いです。

しかし職場を変えると一緒に仕事する保育士も変わるので、気が合う人に出会えるかもしれません。

「こんな保育士になりたい」という人に出会うことで、自分の目標ができ、仕事に意欲が湧いてくるということもあります。

ただ闇雲に転職しても成功するのは難しいですし、同じことの繰り返しになってしまうこともあるのでもう一度「自分がなりたい保育士像とは」「どんな保育園なら自分が楽しく働けるのか」ということなど自分と向き合う時間を作りましょう。

そして転職すると決めた時は、自分が職場に求めていることを明確にし、見学などに行った時に気になる点をチェックすることが大切です。

【参考】初めての転職は不安。保育士の転職の流れや注意点を事前に確認しよう

まとめ

「仕事つまらないな」と思うということはある程度職場に慣れたということでもあります。

「つまらないな」と感じることができるほど余裕があるなら、与えられた仕事以外にも自分で考えて環境がよくなるように行動したり、自分の中にある「やってみたいこと」を保育で試してみるのも良いかもしれません。

子どもと遊んでいても「物が揃っていなくて遊んでいてもつまらない」と思うなら、子ども達と何か遊べるものを作ってみるのも意外と楽しいものです。

自分が求めている職場や仕事ではなかったと思うなら思いきって転職も良いと思いますが、続けていける気持ちがあるなら自分次第で楽しく仕事することもできます。

紹介した対策方法の中から試せそうなものから、是非試してみてくださいね。

 

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