保育士をしている9割は女性です。
女性なのですから化粧や髪型、ネイルなどのオシャレを楽しみたいですよね。
最近ではジェルネイルやセルフネイルでも、可愛いデザインが多いです。ジェルネイルはネイルの主流となっており、街中でもよく見かけます。
保育士だからといってオシャレを諦めたくない気持ちがありますよね。
他業種の友達は可愛い爪をしていて、自分はスッピンの爪だとなんだか悲しくなってしまいます。
以下、保育士のネイルについて詳しく紹介します。
保育士はネイルしても良いの?透明のネイルはOK?
求人に「ナチュラルネイルOK」となっていれば親切なのですが、就職の面接時に「保育中ネイルしても良いのですか」なんて聞けませんよね。
※ナチュラルネイル・・・透明ネイルやフレンチネイルなど
保育士はネイルして良いのかどうか、それは保育園によって決まります。
最近ではアルバイトやパートなら求人にナチュラルネイルOKとなっている保育園もありますよね。
「透明のネイルはOKなのか」というりよりも、そもそもネイル自体に対して悪いイメージを持っている人が存在します。
そして保育園がOKと言っても保育士、保護者の中でもネイル賛成派と反対派がいるのです。
ネイルOK派の延長や主任だった場合は、透明なネイルは許してくれるでしょう。
それ自体気にもしないと思いますが、反対派は透明であってもネイルをしているだけで嫌われる可能性や目をつけられることもあります。
「人間関係を複雑にするくらいなら・・・」と感じて我慢している保育士も多いのではないでしょうか。
ネイル反対派
ネイル反対派の主張はどのようなものなのでしょうか。
以下ネイル反対派の人の主張です。
- 衛生面で気になる
- 万が一ネイルが欠けて子どもの口の中に入ったら危ない
- アトピーやアレルギー成分が気になる
- 長さが気になる(8mmくらいから長いと感じる)
- 職業(保育士)柄、印象が良くないと思う
- 子どもが真似したいと言ったら(教育的な意味で)説明できるのか
- 足なら良いけど手の爪には辞めてほしい
などが挙げられています。
ネイル賛成派
それでは反対にネイル賛成派の主張はふどのようなものなのでしょうか。
- ジェルネイルは2枚爪などを補強・保護してくれる
- ジェルネイルをしている方が子どもを傷つけない
- 保育士だからといってオシャレを我慢したくない
- 華美にならなければ良いのではないか
というような主張があります。
実際にネイルは子どもに危ないのか、保育中の危険性
「ネイルがどうしてもやりたい」と思う気持ちも当然ですが、ネイルをする前に様々なことを想定しなければいけません。
保育士という仕事を選んだからには、保育者としても責任というものがあります。
反対派の意見をもとにネイルの危険性について、以下詳しく紹介しています。
爪が長いと子どもを傷つけてしまう、衛生面でも・・・
子どもは急に動くことがあるので、爪が長いと何かの拍子にひっかいてしまうことも考えられます。
そして子どもの肌は薄いので少しひっかいただけでも血が出てしまったりと、子どもを傷つけてしまうかもしれません。
この爪の長さというのは最低レベルで守らなくてはいけない身だしなみです。
しかしこれはネイルをしている人だけでなく、何もつけていない爪でも同じことが言えます。
むしろジェルネイルをの場合は、何もつけいない爪よりも爪に厚みがあり、丸くなっているので肌を傷つけることはないはずです。
他には爪の裏には雑菌・汚れがかなり溜まると言われています。
ジェルネイルをしていても爪の間の専用のブラシを使えば綺麗になりますし、爪に気を使っている人はそういった衛生面でも気を付けている人もいます。
しかしネイルをしていない爪と比べて、ネイルをしている爪が不衛生という個人的な印象を持っている人が男性・女性の中にも一定数いるのでしょう。
ラメやストーンの素材を使うと誤飲の可能性がある
確かにセルフネイルでストーンを入れた場合は、素人なので取れてしまう可能性があります。
プロがジェルネイルを施術をした場合、何層にもジェルを重ねてしっかり埋め込まれているはずなのでポロっととれることはないのです。
問題なのはセルフネイルでラメやストーンを入れた場合ですね。
保育士という仕事は子ども達の食事の介助もあるので、誤飲という事故も考えられます。
誤飲をしてしまった場合は責められたとしても言い逃れはできません。
ネイルが欠けて子どもの口に入ったら危ない
確かに付け爪であれば欠ける可能性があります。
しかしジェルネイルの場合、欠けるといったことはありません。
かなり固く爪に密着していて、自力でははがすことも出来ないほどです。
短い爪でジェルネイルであれば、折れるといったこともありませんし、むしろ爪の補強としてジェルネイルを塗っている人もいます。
そのため、この「ネイルが欠けて・・・」という主張をしている人が思い浮かべているネイルは、プラスチックの付け爪を想像しているのかもしれません。
ジェルネイルでアレルギー反応を起こさないか心配
知らない人もいるかもしれませんが、ジェルネイルに関する道具や溶液によってアレルギー反応を起こすことがあります。
症状は赤み、かゆみ、水疱等です。
一般的な原因は以下の4点が考えられます。
- オフ剤(アセトン)
- ジェルの成分
- 硬化ライト(UV)
- 未硬化ジェル拭き取り剤(クリーナー)
硬化ライトであれば子どもとは無関係ですが、「拭き取り残し」などがあれば子どもに関わってくるものです。
信頼のおけるプロにやってもらうのであれば、拭き残しなどということはないでしょう。
先ほども触れましたが最近は素人でも自宅でジェルネイルができるので、そういった場合に起こりうる事故はあるかもしれないですね。
ジェルネイル以外でもセルフネイルを落とす時に、オフ剤(アセトン)は使うことがあります。
入念に洗ったつもりでも、皮膚に残っていて子どもに肌についたら・・・と反対派の人は気になるのかもしれません。
教育面でどのように子どもに説明するのか
子どもは小さな変化にも良く気づきます。
子どもが家で「先生爪可愛くしてたから私もしたい」とオシャレに敏感な女の子なら言うかもしれませんね。
そして1回やりたいと言ったら、実現するまで諦めないのが子どもです。
保護者がそれで対応しきれず、保育園に苦情という可能性もあります。
しかしそこまで配慮する必要はあるのでしょうか。
ちなみに筆者は、それくらいのことをお母さんの方で対応できなきゃこの先どうするのか、ということを考えたりもしますが・・・。
「これは大人になってからできるオシャレだよ」と伝えて、それでもどうしてもやりたいというなら子供用のマニキュアをさせてあげるのも一つの楽しい思い出です。
逆に粘り強く説得して、諦めてもらうなどそれぞれの教育方針で対応してほしいですよね。
職業柄、印象が良くない
「保育士はスッピンまたは薄化粧、黒髪または暗い茶髪・・・」というそれぞれ個人の作り上げた保育士像があります。
確かに化粧が濃いからと言って子どもに優しくない、金髪の人はこわいなどは偏見です。
「保育士なんだから〇〇であるべき」と理想を押し付け、過剰に反応するのもどうかと思いますが、ある程度職業によって適した格好というものはあります。
保育士は子どもを預かる仕事です。保育士として仕事をしている以上、信頼を失いたくはありませんよね。
そのため印象というのは大事です。
保護者は仕事をしている間、子どもと離れなくてはいけません。
そして保育園、保育士を信頼できると感じなければ仕事中も不安になってしまいます。
大切な我が子を思うとちょっとした事でも不安になったり、気になったりするのでしょう。
「あのネイルしている人はちゃんと自分の子どもを見てくれるのだろうか」という気持ちや、「あの爪で泥遊びや粘度遊びはしてくれるのだろうか」と寂しく思うことがあるのかもしれません。
結婚式の時に人気なネイルは?どうせなら飽きないデザインを選ぼう
先ほども触れた通り、ネイルOKとなっている保育園もあります。
「どうぞ可愛いネイルして来てください」というよりは、規定が厳しすぎると求人を出しても保育士が来ないことが理由でしょう。
ネイルOKと求人に記載するくらいなのですから、ネイルNGの保育園よりは保育士のネイル賛成派の職員が多かったり、保護者の理解度も高い可能性があります。
それなら結婚式やイベントのとき、爪もオシャレにして気合を入れていきたいですよね。
イベントの時は「少し奮発してプロに施術してもらおうかな」と考える方も多いです。
せっかくお金をかけて可愛くするなら、落としたくないですよね。長く可愛い爪を楽しみたいものです。
保育園で自由にネイルOKなのであれば、好きなデザインにしたら良いですが「保育園としてはOKだけど保護者の信頼も失いたくない」という人もいますよね。
そんな人にお勧めな印象の良いネイルの特徴をまとめてみました。
- 透明ぷっくりまたはヌーディーカラー
- ストーンやラメはつけない
- 長さは短くする(5mm程度)
アースカラーやヌーディーカラーも流行っていて大人な印象になります。
最近は派手なラメやストーンといったデザインよりもシンプルで洗練されたデザインの方が若い人の中でも人気があります。
そしてぱっきりとしたカラーにしてしまうと服選びにも影響がありますが、ヌーディーカラーだとどんな服や場面でも馴染みますよね。
自己満足というのも大事ですが、せっかくなら万人受けの上品な手元の方が良いのではないでしょうか。
清潔感もあり、そういったカラーを選べば飽きませんよ。
まとめ
筆者も保育士の頃「友達みたいに可愛いネイルがしたい」と毎日思いながらも、何もつけない爪で仕事に行っていました。
万が一、ネイルが原因で事故があった時に責任がとれません。
保護者や主任から責められた場合、たとえ万全にしていても、プロに施術してもらっていたとしても、間違いなく自分が悪いのです。
そしてまだ3年程しか保育士経験がない上に、ネイルが原因で子どもに事故に合わせたとなれば、保護者も納得いかないでしょう。
その後も保護者や職員など周りからの印象もかなり悪くなってしまいます。
事故が起こる前は「ネイル可愛いね」と言ってくれた同僚や保護者も、事故が起こった後は一切触れてこなくなりますよ。
考え方はそれぞれですが、自分がオシャレに執着したせいで、子どもに危害を加えることになってしまったら後悔してしまいます。
オシャレより安全を選ぶ方が大切だと感じますよね。
筆者の場合、ネイルは諦めて違う点でのオシャレを楽しむことができる保育園だったことがラッキーでした。
ネイルは諦めても髪のカラーだけは諦めることができなかったので、茶髪OKという保育園を選びました。
そういった点で気持ちを発散させるのが良いかもしれませんね。
保育者としての責任を考えて、可能な範囲でオシャレを楽しみましょう。
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