保育士が転職サイトを使うメリット・デメリットや転職サイトの使い方まとめ

保育士の転職情報

現在、若い人たちは皆、スマホを持っています。

転職を考えた時、以前までならハローワークや母校で相談、友人の紹介などの方法で求人を探していましたよね。

今はスマホさえあればどこにいても、求人が見れたり、転職活動ができてしまう時代なのです。

スマホで転職する時は、転職サイトを利用します。

本記事では転職サイトを使うメリットやデメリット、転職サイトの使い方などについて紹介します。

転職サイトを使うメリット・デメリット

転職サイトを利用した事がない人は、転職サイトに関して様々な疑問や不安を抱えているでしょう。

「使ったら便利そうだけど、なんか怖い」と思っている人もいるのではないでしょうか。

しかし、転職サイトの中には「厚生労働省大臣認可」等、しっかり国が認めている会社もありますよ。

たとえば「利用は無料って載ってるけど、お金はどこから発生するの?」という点。

転職サイトは登録する転職者側ではなく、保育園側から対価をもらっています。

そのため転職者は無料で利用することができ、充実した転職に関するサービスを受けられるのです。

そして転職サイトは保育園側の正しい情報を提示し、転職者の希望に合わせた保育園を紹介して、転職を成功させるのが仕事です。

それが転職サイト自体の評価にも繋がります。

以下、転職サイトを利用するメリット、デメリットです。

転職サイトを使うメリット

転職サイトを利用するメリットは以下の通りです。

転職サイトを利用するメリット

    1. 効率的に求人を探すことが出来る
    2. 非公開求人を見ることが出来る
    3. 応募から面接までサポートを受けられる
    4. 事前に職場の雰囲気について知ることができる
    5. サポートによって転職の不安が和らぐ
    6. 求人の質がある程度担保されている(有料である、事前にチェックが入る等)

殆どの転職サイトは、無料で利用する事が出来ます。

そして、転職サイトを利用して転職を行う最大のメリットは「効率的に求人を探す事が出来る」という点。

その他にも、非公開求人です。

非公開求人というのは、保育園の都合※や条件が良い為、応募が殺到しすぎてしまうと人事採用に時間と手間が取られてしまうという理由から、非公開求人を出す保育園があります。

※・・・求人を出して、保護者から人が足りないと思われたくない、既に勤めている人よりも給料が高い等。

非公開求人があるという事は、それだけ人気で好条件の保育園求人があるということです。

転職サイト以外で非公開求人が出回る事はありません。

転職サイトを使うデメリット

転職サイトを利用するデメリットは以下の通りです。

転職サイトを利用するデメリット

  1. 求人サイトに登録することが面倒
  2. 個人情報を入力することに抵抗がある
  3. メール等も大切な情報だけど通知がうるさい
  4. 担当してくれる人とのやり取りの手間がかかる

まずは上記の1番「求人サイトに登録することが面倒」については、転職サイトに登録する時に、個人情報を入力することが面倒くさそうですよね。

登録は数分で終わるので、実際にやってみると意外と簡単ですよ。

次に2番、「個人情報を入力することに抵抗がある」についてですが、個人情報を転職以外の利用目的でつかわれることはありません。

たとえば「自宅から30分の距離」と希望を言っても、あなたの自宅がわからないと提案することができないのである程度の情報提示は必要です。

次に3番の「メールの通知がうるさい」については、求人のやり取りをする以上、ここを飛ばす訳にはいきません。

とはいえ確かにメール通知がうるさいと結構、迷惑ですよね。

対策法として、普段使っていないフリーアドレスを使えば、特にわずらわしくなくなるでしょう。

もしくは転職サイトに「メールや電話は1日〇件にしてください」「考えたいので暫くメール留めてください」等、直接伝えれば調節してくれます。

そして4番、担当者とのやり取りの手間は確かに感じるかもしれません。

しかし逆に言えば、連絡が多い分たくさんの情報を得られます。

「担当者とのやり取りの手間」は「自分で転職先の保育園を探す」よりは、楽なのではないでしょうか。

他の転職方法一覧

以下、転職サイト以外の転職方法一覧です。

転職方法一覧

  1. ハローワーク
  2. 通っていた学校に相談
  3. 友人等からの紹介
  4. 保育園に直接電話をかけて聞く
  5. 市町村に問い合わせてみる

以下、それぞれの項目について紹介します。

ハローワーク

ハローワークは、国によって運営されており、正式には公共職業安定所と言います。

雇用保険の資格変更手続きや失業給付の受給手続きを行う場合、ハローワークに行く必要があるので、転職の際「とりあえずハローワーク行こう」と思う人も多いでしょう。

注意点としてハローワークで探す場合、求人票の記載事項の以外にあたる、職場の雰囲気や保育園の情報が少ないのです。

そして「ハローワーク」の場合は求人を無料で掲載できるので、お金がなくて困っている保育園やブラック保育園の求人を混ざっている可能性が高いと言われています。

ハローワークを利用する時は、直接見学に行ったり、保育士友達から情報をもらいながら転職先の保育園の情報収集をした方が良いかもしれません。

保育士の転職でハローワークを利用した場合のメリットとデメリット
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通っていた学校に相談する

学校の場合、学生が在学中に保育園や幼稚園に実習に行くので、親切な教員は保育園の雰囲気など教えてくれることもあります。

しかし、学校は実習園に「実習させてもらっている」側なので、立場として実習先の保育園や幼稚園の悪い事は言えないかもしれません。

教員が実習園の保育士と電話でやり取り、実習の様子を見に来ることもありますが、そこから得られる情報も僅かなものです。

他にも、学校の中にあるキャリア支援などの就職をサポートする職員の場合、保育園の求人を管理しているだけなので、こちらが色々質問しても、求人票に書いてあること以外は分からないという事もあるでしょう。

友人や知り合いからの紹介

友人や知り合いの紹介から、転職先を探す保育士も多いでしょう。

ちなみに筆者も知り合いの紹介で、転職をした事があります。

保育園で実際に働いている人の声を聞けるのは、信頼度が高いですよね。

しかし辞める時、知り合いとの雇用条件が違う等、意外と「その人にとっては良い職場だけど自分には合わない」事もあるので、「友人や知り合いからの紹介」は、慎重に決断する必要があります。

保育園に直接電話をかける、市区町村窓口に問い合わせる

保育園に「求人の募集ありますか」と直接電話をかけて、転職活動をする保育士も少なくありません。

たとえば「自分の自宅から近い保育園で働きたい」場合、求人で探すよりも電話をかけて求人状況を聞いた方が早く感じますよね。

「保育園に直接電話をかける」ことで、見学や面接に結び付き、他の転職方法を利用するよりも早く転職することが出来る場合もあるでしょう。

しかし、保育園から提示する情報だけでは、情報不足になる可能性もあります。

直接、保育園に電話をかけて交渉する場合も、転職先の求人情報を客観的に見る為に、他の転職ツールと併用するのが良いかもしれませんね。

最後に「市町村に問い合わせる」方法は、窓口の人が地域の保育士求人の情報を教えてくれるかもしれませんが市町村の窓口は「転職サービス専門」ではないので、詳しい情報を聞くのが難しい場合もあります。

保育士転職サイトの使い方

簡単に説明すると、転職サイトがあなたの代わりにしてくれることは2つあります。

転職サイトが、あなたの代わりにやってくれること

  1. 転職者の希望にあった転職先を転職者の変わりに探す
  2. 転職者と保育園の間に入って連絡のやり取りをする

たとえば「給料は〇万円」「自宅から30分くらいの場所で」「完全週休2日制が良いな」と希望があっても沢山ある求人から探すのは正直、面倒くさいと感じてしまいませんか。

仕事をしながら転職をするなら尚更、転職先をゆっくり探す時間はありません。

担当コンサルタントがあなたの代わりにあなたに合った転職先を見つけてくれるので、それだけでもかなり助かるますよね。

転職サイトを利用した場合の転職の流れ

他にも転職サイトを利用した後、どのような流れで転職するのか知っておくと良いでしょう。

選ぶ転職サイトにもよりますが、大体は以下のような流れで転職が進んでいきます。

  1. 転職サイトの登録
  2. 担当者と電話またはメールでやり取り
  3. 自分の希望に合う求人を紹介してもらう
  4. 気に入った保育園があった場合は伝える
  5. 見学したい場合は見学希望日を伝える
  6. 見学
  7. 面談日も担当者が調整してくれる
  8. 面接
  9. 合否結果連絡
  10. 転職完了

基本的に転職者と保育園の間には転職サイトが入るので、気になる求人があれば、転職サイトを通じて見学の日にちを決めたり、面接日を決める等、転職活動を進めていくことになります。

他にも面接後に聞き忘れたことがあれば、担当者が転職者の代わりに保育園に連絡をしてくれるのも嬉しいですね。

コンサルタント担当者から電話で聞かれること

電話で聞かれる内容は以下の通りです。

電話で聞かれる内容

  1. 転職希望時期
  2. 通勤手段(車・徒歩・電車等)
  3. 勤務希望地
  4. 希望する保育園の規模等
  5. 勤務について(シフト勤務・土日出勤が可能かどうか)
  6. 希望の年収
  7. 担当していた子どもの年齢
  8. 既婚、子どもがいるかどうか

「結構沢山聞かれるんだな」という印象ですが、独身の人に合う求人と既婚で子育てしている人に合う求人は異なりますよね。

沢山聞いてくれるということは、それだけ自分に合う求人を見つけてくれる可能性が高い、ということではないでしょうか。

転職サイトを利用した場合、コンサルタントの担当者とのやり取りが多いので、担当者との相性も重要になってきます。

転職サイトを使って転職成功を目指そう

ネットで転職サイトの口コミを検索をするとそれぞれの評価が出てきますが、実際に利用する人によってサービスの感じ方は異なります。

匿名性の高い口コミサイトを鵜呑みせず、まずは自分が良さそうと思ったサイトにまずは登録してみると良いでしょう。

実際に自分で使ってみないと、自分に合うかどうかはわからないのです。

そして基本的にはどこの転職サイト(ジョブメドレーを除く)も登録した後は、担当コンサルタントの人から連絡がくるようなので、「対応が大変そう」という心の準備をしておいた方が良いかもしれません。

電話での対応が嫌な場合は「電話に出るのが難しいので、メールのみの対応でお願いします」など、要望を伝えるのも大事です。

自分のペースで転職活動を進めていきましょう。

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