やりがいは大きいけれど苦労も多い保育士の仕事。
実際に、なってから後悔する人、せっかく資格をとって保育士になったにも関わらずすぐに辞めてしまう人というのも少なからずいます。
これから保育士とを目指そうと思っている人、実習に行って保育士の仕事を経験して見た人は、保育士にになっても後悔しない、自信をもって保育士になりたいと言えるでしょうか。
目指す前に知っておきたい保育士の離職率
あなたがもし現在中学生や高校生なら「将来何になろう」と迷っているかもしれません。
「子どもが好きだから保育士になろう」と思うのは素晴らしいことですし、保育士の仕事はやりがいもあり社会貢献できる仕事です。
実際に保育士を目指し、現場に入る前にギャップを感じないためには、情報収集や現状を知ることが重要になります。
その方がより現実的に将来のビジョンが見えるはずです。
そこでまず知っておきたいのは保育士の離職率です。
たとえば10人中10人が辞めてしまう仕事は労働条件が悪く、続けていくことが困難な仕事なのでしょう。
保育士の離職率は厚生労働省「保育士等に関する関係資料の保育所保育士採用者と離職者」によると、離職率は約10.3%となっています。
保育士資格をとって、やっと保育士として働いても約10人に1人の割合で辞めてしまうのです。
経験年数が低い層の保育者が多く、7年以下の保育士が約半分が辞めてしまいます。
保育士になると後悔するかも・・・保育士に向いていない人の特徴
保育士の仕事は非常にやりがいのある仕事です。
しかしながら、仕事には大変さがもちろんあると共に、待遇があまり良くない場合が多いのが現実
自分の性格に合わなかったり、待遇の良さを一番に求めるような人の場合だとせっかく保育士になっても「つらい」「しんどい」「辞めたい」と思ってしまうかもしれません。
改めて以下の項目と自分を照らし合わせて考えてみましょう。あなたは保育士の仕事に向いてると言えるでしょうか。
そもそも保育士の仕事に魅力を感じない人
え~保育士って大変ってよくネットで見るんだけど~。
確かに大変だけど、逆に大変じゃない仕事ってあるのかな?
あなたは保育士の仕事に魅力を感じるでしょうか。
たとえば「保育士って凄いなぁ」「保育士の仕事って尊いなぁ」と思う人は保育士として働いている自分を誇りに思えるでしょう。
しかし反対に「保育士は誰でもなれる」「自分はやりたくないけど親に言われたから」と思う人はそもそも保育士を目指すモチベーションがないので、保育士としては向いていないです。
前者と後者では保育士になり、仕事の悩みに直面した時の乗り越える意欲がまるで違います。
保育士の仕事に魅力を感じないのに保育士として働いた場合、辛いことがあった時に「こんな仕事早く辞めたい」と思ってしまうかもしれません。
高収入を求めている人
厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査によると平均勤続年数8.1年、平均年齢の36.8歳の保育士の平均年収は3,579,300円(約357万9千円)となっています。
平成30年国税庁の民間給与実態統計調査によると、女性の正社員に限定した場合の平均年収は386万円。
現時点、女性正社員の平均年収よりも保育士の年収は低いです。
仕事を選ぶ上で「やりがいなどよりお金が大切」と考える人にとっては、物足りなく感じるでしょう。
子どもが嫌いな人にとって保育士の仕事は苦痛
保育士を仕事に選ぶ人の多くは「子どもが好き」な人です。
子どもと遊ぶことが楽しい、子どもと一緒にいると元気がでると思って保育士になる人が多いでしょう。
とはいえ子どもが好きなだけでは続けていけない仕事でもありますが、「子どもが嫌い」な人にとってはこの仕事は苦痛です。
子どもはわがまま・思い通りにならない・友達と喧嘩して腹が立つなど、とにかく様々な理由で大声で泣きます。
そして予測不能なことをして大人を困らせたり、怒らせたりするのです。
子ども嫌いの人がそんな子どもと1日8時間、週に40時間以上一緒にいると物凄く疲れます。
たとえば想像してみてください。
子どもが街中で泣いていたと仮定し、あなたはどちらのタイプですか。
「どうして泣いているのか」理由が気になったり、励まして何とかしてあげたいという気持ちになりますか。
それとも子どもの存在自体にイライラ、うるさいから「早く泣き止んでほしい」という気持ちになりますか。
悪いという訳ではなく、子どもが泣くと「面倒くさい」「どうしたら良いかわからない」「関わりたくない」と思う人は多いですが、やはりその場合は保育士という仕事は向いていません。
腰痛や膝痛をもっている人は保育士の仕事は辛い
腰痛や膝の痛み、慢性的な疲労感というのは保育士の職業病です。
子どもの目線に合わせるので基本中腰ですし、子どもが泣いたら抱っこをします。
乳児でも10kg近い体重もしくはそれ以上の体重があり、泣き止まない場合は30分以上立ちながら抱っこすることもよくあるので、腰や腕が辛くなるのです。
子どもの反応によっては気分転換に外へ行ったり、風にあたるために抱っこしながら移動します。
たとえば10kgや20㎏の米袋を30分以上持ってあちこち歩くイメージですね。
他にも室内で遊ぶ重たい遊具を運んだり、食事の準備として毎日重たいテーブルや子どもの椅子をいくつも移動したりします。
保育士の仕事は腰や膝への負担がかなり大きいので、ヘルニアなどの腰痛や膝を既に痛めている人からしたら、保育士の仕事がきつく「自分には向いていない」と感じる可能性が高いでしょう。
ちなみに健康体だった筆者でさえ、トータル4年間保育士として働いてヘルニアの1歩手前までいきました。
辞めた今でも腰痛と毎日付き合っていく日々です。
赤ちゃんの鼻水は拭いてあげられる?汚れるのが苦手な人
自分の子ども、愛犬のうんちはいいけど人の子のうんちはちょっと・・・。
確かに。でも毎日子どもと会ってると自分の子どものような感覚になる人は多いらしい。
保育士として働くなら綺麗な状態でいることは不可能かもしれません。
たとえば保育中に考えられる汚れのシチュエーションは以下の通りです。
保育中の考えられる汚れるシチュエーション
- 子どものよだれや鼻水を拭いてあげる
- 子どもの汗が自分の肌や衣服につく
- お漏らしの後処理
- 嘔吐処理(時には自分にかかることもある)
- 乳児であればオムツ交換や便の処理
- 子どもがどこを触ったかわからない手で自分の髪や顔を触ってくる
- リズム遊びで保育園の床に寝そべる・ハイハイして歩く
- 外遊びに行った時は泥団子を作る・虫を触る
- 散歩に行った時は公園の遊具が濡れていたり汚れていたら雑巾で拭く
他にも例外的に乳児のクラスでは「なぜか床におしっこがあるんだけど!」「えっ〇〇ちゃん、うんち触った!」というハプニングも珍しくはありません。
子どもがうんちを触った手を綺麗にしてあげるのは、何度やっても慣れず、ショックが大きいです。
汚れのは気にしないし、「赤ちゃんのおむつ替えもやってみたい!」という人なら大丈夫ですが汚れることに抵抗がある人は向いていないかもしれません。
声が小さい人、大声を出すのが嫌な人
声が小さいとなぜ保育士に向かないのかというと、保育士として働く上で声は物凄く重要だからです。
遊戯室やホールと言われる保育園の中でも大きな部屋があります。
その中では子どもが泣いたり、大きい声を出したりして遊んでいるので「お片付けだよ」など子どもは目の前に遊びに集中していますから、指示を出す時に声が小さいと全く聞こえません。
クラスに入って15~20人しかいなくても、子どもの声というのはとても大きいです。
先生の声が小さいと聞こえず、子ども達はずっと友達と話に夢中。
なかなか話をはじめられず、「どうしよ」と焦りながら時間だけが過ぎていきます。
日常では大きい声を出すことが無いのですから急にはできませんよね。
仕方がないのですが、そういった場面は実習生に多く見られます。
大きい声でハキハキ話すことを心がけないと子どもがこっちを向いてくれないことは良くあるのです。
他にも子ども同士でトラブルがあって、片方の子どもが相手の子どもに対して噛みつこうとした時や押し倒そうとした時、まさにその瞬間という場面を見つけた時は子どもの怪我を防ぐために大声を出すこともあります。
大声で話す、大声で子どもの名前を呼ぶので保育士にとって声というのは大切なのです。
保育士だけど絵や歌うことが苦手、ピアノが弾けない
子どもは可愛いけど、絵を描くことも人前で歌うこともピアノの練習も嫌だなぁ。
苦手でも良いんじゃない?得意な人がすれば良いって保育園もあるよ。
絵を描くことが苦手、ピアノも苦手となると保育士として働くのが難しいと思っている人が多いです。
確かに保育中は子どもに絵をかいて制作の見本を見せること、ピアノを弾いてうたを歌う場面が沢山あります。
絵を描くことより、歌を歌うことやピアノを弾くことの方が多いですね。
「絵はへたくそだから描けない」「人前で歌うことに抵抗がある、恥ずかしいから絶対に無理」「ピアノも苦手・・・」と思う人にとっては保育士の仕事が苦痛に感じる可能性が高いですね。
ただし最初は苦手だけど慣れるっていう人が大半ですから、他の項目に比べるとそこまで心配する必要はなさそうです。
スカートやヒールなど綺麗目な恰好で仕事したい人
可愛い格好したいな。OLになりたい。
それはもう保育士ではなくて、OLになったらいい。
保育士とした働く時は基本的にジャージやスウェット、レギンスやチノパンなど動きやすい恰好です。
ひらひらしたトップスやロングスカート、ワンピースで仕事している人はいません。
たとえば「それなら通勤時は綺麗目な服で出勤して保育園で着替える」とすると、着替えの時間があるから職場に早く着くように家を出たり、服は意外と重たいので荷物も沢山持つことになるでしょう。
それが毎日続くなんてよほどこだわりがある人でなければ「やってられない」です。
筆者も短大を卒業して保育士1年目の頃、通勤に電車を利用していたので通勤用と仕事用で服を着替えていました。
2週間ほど経つと面倒くさくなり、それ以降は下のズボンのジャージのみ持っていき職場でさっと着替えていたのですが、それすらも「いちいち着替えるのだるいなぁ」と思ったくらいです。
諦めるのはまだ早いかも、諦めて後悔する場合もあるので要注意
これだけネガティブな情報をあげてしまうと、せっかく保育士に前向きになろうとしている人でも「やめておこうかな」なんて考えてしまうかもしれません。
しかしもちろんそんな悪い事ばかりではありません。
大変さ、時には理不尽さがあっても、それでもやっぱり魅力的な部分も多いのが保育士の仕事です。
改めて良い部分も確認して見ましょう。
保育士はやりがいを感じる仕事
「保育士の仕事に魅力を感じない」という人であっても、親戚の子どもの成長を感じたり、SNSで友達の子どものムービーを見た時に感動することはありませんか。
そして知り合いの子どもと久しぶりに会うと「こんなことできるようになったのか」と思うことがあります。
保育士の仕事はまさに成長の瞬間や成長の過程を身近で感じることができる、やりがいのある仕事です。
テレビで赤ちゃんが初めて歩く瞬間や子どもの成長を観ただけでも感動しますが、保育士は自分が関わってきた子の数だけ成長の過程を見守ることができます。
乳児クラスなら今までは「あーあ」としか話せなかった赤ちゃんが「せんせー」と言ったり「あれとって」と言うだけで愛おしいです。
幼児でもはじめは出来なかった逆上がりを練習してできるまでの過程を見守り、できたとき一緒に喜びを共感するだけで、保育士も胸いっぱいになるほど嬉しいものです。
そんな思いや経験をできるのは保育士の仕事以外はありません。
そしてそんな子どもの成長を身近で見守れるのは親と家族、そして保育士くらいです。
現在働いている保育士の方々もそんな魅力があるから仕事を続けているのでしょう。
【参考】保育士のやりがいとは?7割以上が満足している保育士の仕事の魅力やエピソード紹介
メモ保育士の仕事には他の仕事では体験することができない魅力がある。
保育士の需要は高い・保育士の給料は年々上がっている
お母さんが保育士だったんだけど、昔と比べたらかなり給料上がったって言ってたな。
昔は母親は家で子どもをみれたけど今は母親も働く時代だし、そりゃ需要も高まるし、給料も上がるよね。
近年共働きが増え、待機児童の問題が深刻化し、保育士の需要はかなり高まっています。
保育士の有効求人倍率は高い
厚生労働省の「保育士等の関する資料」から抜粋した有効求人倍率を表すグラフは以下の通りです。
たとえば平成26年1月には有効求人倍率が2.18倍、平成27年9月は1.93倍という結果がでています。
先ほども触れましたが保育士は必要とされている仕事であり、保育士が不足してると働く親は子どもを保育園に預けることはできません。
求人に対して求職者数が足りていないので保育園も給料を上げたり、福利厚生を充実させて保育士確保しようと必死です。
有効求人倍率が高いということは就職の際に求職者にとって有利ですし、好条件になる場合が多く、職場の選択肢も沢山あるということになります。
保育士の年収は昔より上がっている
「保育士の給料って低いんでしょ」と親や周りの友人から言われることがありますか。
そう言われると不安になりますが、もしかしたらそれは一昔前の情報しか知らないのかもしれません。
保育士の年収は以前と比べて上がっているのかどうか、以下の表で見てみましょう。
以下は厚生労働省保育士の年収推移です。
年 | 年収平均額 |
平成25年 | 309万8千円 |
平成26年 | 316万7千円 |
平成27年 | 323万3千円 |
平成28年 | 317万8千円 |
平成29年 | 342万1千円 |
平成30年 | 357万9千円 |
先ほど述べた通り、確かに他業種と比べると年収は低いかもしれませんが、着実に保育士の年収は上がっています。
そして近年は待機児童も問題を解決しようと国も保育士に関わる政策などに力を入れているのです。
具体的に挙げると保育士の給料見直しがあり、平成25年には処遇改善手当(参考:厚生労働省 保育士処遇改善推移)の政策が行われ、平成28年には宿舎借り上げ制度という家賃補助に関する制度も進められています。
気になる方は宿舎借り上げ制度は東京都や大阪府、埼玉県などで取り組みが進んでいてそれぞれの県のホームぺージにいくと保育士の宿舎借り上げについてどれくらい家賃補助を出しているのか確認してみてください。
メモ保育士の給料は年々上がっている。近年は有効求人倍率も高いため、地域によっては好条件の場合が多く職場の選択肢も沢山ある。
腰痛や膝痛持ちの人は予防やケアをしながら仕事をする
保育士の人で腰痛持ちの人はコルセット、膝痛持ちの人はサポーターなど皆工夫しながら仕事をしています。
そして定期的に病院に通ってケアをして、体に負担が少なく済むようにするのです。
重たい物を持つ時は一人で持たないで誰かに手伝ってもらったり、子どもを抱っこする時も体の負担にならないように意識することで大分変わります。
とはいえ腰や膝を痛める人は多いですし、痛める可能性も高いの保育士の仕事ですからそれなりの覚悟は必要かもしれません。
メモ腰痛や膝痛は日頃から気をつけていれば悪化する速度を弱めることができる。腹筋や背筋をつけたり、コルセットなどを活用している保育士は多い。
保育士をしていると汚れることにも慣れる
まじでうんちだけは無理だな~。手につくことがあったら気絶する。
でもそういうあなたもいずれは親になるのだから・・・。
「子どもの鼻水を触ったり、便の処理をするなんて無理」と思っていても保育士として働くと汚れることに慣れると考えると良いかもしれません。
極度の潔癖でない限り、だんだん気にならなくなるのです。
子どもも2歳頃になると自分で鼻水やよだれを拭くことができますし、幼児になれば自分でトイレに行っておしりを拭くことができます。
最初は子どもの便を取り換えるときも「無理・・・」と思いますが、慣れてしまえば早いです。
そして外で泥団子を作ったり、草の上に転がることも子どもと楽しく遊んでいたら「まぁいっか」と思えるようになります。
ちなみに筆者も電車で椅子に座ったり、店などでも手すりを触れないなどちょっとした潔癖な部分もありましたが、保育士になってからはたくましくなりました。
メモ汚れることに慣れるとポジティブに考えてみる。
絵や歌うことが苦手、ピアノが苦手でもどうにかなる
実際現場には絵が苦手な人や音痴な人がいます。
得にピアノが苦手な人は多いです。
もちろんどれもできれば保育するときに便利ですが、工夫すればどうにでもなります。
絵が苦手ならパソコンで描きたい絵を印刷して、なぞっても良いです。
最近では行事以外はCDで済ませる保育園もありますし、選ぶ保育園によってはピアノの練習をしなくて済むところもあります。
メモ絵が下手ならパソコンを使う。歌が苦手ならCDで代用。ピアノが苦手ならピアノが得意な人に頼める環境を探す。
声が小さくても工夫すれば大丈夫
上記の悩みと動揺に声が小さいと大変な場面もありますが、子どもを集める時は笛やタンバリンを使ったりして子どもの興味を引けば良いのです。
保育士は声を荒げない、話す時は小さな声で話して子ども達に「今は静かにして先生の話を聞く時間なんだ」と自分で気づいてもらうように働きかけるというような保育方針がある保育園もあります。
それなら魅力のある何かで子どもを惹きつけることができればそれで良いのです。
大声を出したからと言って子どもは言うことは聞きませんし、時には逆効果の時もあります。
たとえばお片付けの時は他の声が大きい保育士に掛け声をかけてもらったり、時には保育士よりも子ども達にお願いした方が効果があるのです。
元気のある声が大きい子ども達を集めて「みんなにお片付けだよって教えてあげて」と言うと張り切ってくれますよ。
メモ声が小さいなら、笛やタンバリンで子どもの興味をひく。声の変わりになるような魅力的なもので子どもを惹きつける工夫をする。
好きな服は着れないけど楽に越したことはない
社会人になったら平日はオシャレすることより、いかに楽ができるか。というのが重要になる。
そんなことはない。人による。
保育士になりたい気持ちと自分のこだわりの服を着たい気持ちとどちらが強いのかという点で決まりますね。
「仕事をする時はオフィスカジュアルな服を着たい」という理想やどうしてもこだわりがある人は難しいかもしれませんが、保育士の動きやすい服は制服だと考えるしかありません。
もしくはいつも上品な服しか着ないなら、スポーティーな服を着る機会がないので新鮮に感じるでしょう。
他にも私服は休日しか着ないので高いブランド物の服やお気に入りの服を着る頻度が少なくなるので、こたりづらく長持ちするという利点はあります。
メモ服問題は仕事は仕事と割り切るしかない。自分の新たな魅力を発見するチャンスとポジティブに考える。
保育士になるのが夢なら実現させよう
周りの人や実習先の保育士の心ない一言で「保育士になる夢、諦めようかな」と思って挫折してしまう人が結構いるようです。
親がたまたま「保育士=大変な仕事」という印象があり、あなたに苦労してもらいたくないから、あるいは適当に「保育士向いてないんじゃない」と言ったかもしれません。
しかし実際に保育士として働くのは親でもなく、友人でもなくあなたなのですから仕事を決めるのは自分です。
保育士をやりたいと思っているならやってみたほうが良いです。
周りの意見を聞くことも勿論大切ですが、あなたの人生なのですから自分自身が「どうしたいのか」答えを見つける必要があります。
まとめ
完璧な人しか保育の現場にいないのかと言うとそうではなく、むしろ完璧な人なんていません。
ちなみに筆者は子どもが好きという理由で保育士になったわけではなく「将来自分が子育てする時に役立つから」「子どもと上手に遊べるようになりたいから」という理由で保育士になりました。
そのため子どもがとにかく好きという理由で保育士になった人よりはモチベーションが低いかもしれません。
実際に子どもと接していて「この子苦手だなぁ」「早く泣き止んで欲しいな」と思うこともありましたが、それ以上に子どもの純粋な心や癒される発言など子どもの魅力を感じました。
保育士になってからは子どもが好きになり、遊ぶ時も大笑いするくらい楽しく遊ぶことができます。
そして何より子どもの病気や接し方を実際に体験して学ぶことも多いので、とても勉強になります。
筆者のような体験をする人も多いですから、保育士に興味があるなら保育士を目指してみても良いのかもしれません。
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