保育士資格取得までの流れ。保育士試験の難易度や合格率、試験内容ってどんな感じ?

保育士の豆知識

以前と比べて最近では保育士の労働条件が良くなってきました。

求人を見て「保育士資格をとってみようかな」と思っている人も多いのではないでしょうか。

保育士資格取得を考えた時には難易度やどういった内容の試験をするのか気になるでしょう。

本記事では保育士試験の内容や保育士資格を持っていればどんな就職先があるのかについて紹介します。

保育士資格を取得する方法

資格をとる時「どうせなら国家資格をとりたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。

国家資格の中でも保育士は1番身近に感じるかもしれませんね。

保育士資格を取得する方法は大きく分けて2つあります。

  1. 保育士資格取得するための試験を受けて合格する
  2. 保育士養成学校(大学・短大・専門)で単位を取得して卒業する

当然ながら資格を取得するためには試験を受けなければならないのです。

また全国にある保育士養成学校を卒業した場合も資格を取得することができます。

さらに詳しく説明すると以下の通りです。

  1. 独学で勉強する
  2. 通信講座
  3. 保育士養成学校に通う
  4. 職業訓練に通う

以下それぞれの取得方法について紹介します。

資格取得を考えている人は、自分にあった資格取得方法を見つけてくださいね。

保育士資格取得までの流れ

保育士養成学校に通った場合は、毎日コツコツ学校に通い単位を修得することで保育士資格を取得することができます。

短大や専門学校の場合は2年で習得するのが一般的です。

保育士養成学校に通って資格を取得する場合は学校の先生等からその都度説明が受けられるので良いですが、独学の場合は「何をどうすれば良いのか」分からないですよね。

まずは簡単に保育士資格を取得するまでの流れを確認しましょう。

  1. 育士試験を受ける手続き
  2. 独学または通信講座で勉強する
  3. 保育士試験(筆記)を受ける
  4. 筆記試験の合格
  5. 保育士試験(実技)を受ける
  6. 合格して保育士資格を取得
  7. 保育士登録をする

独学や通信講座の場合は自分で保育士試験を受ける手続き等をしなければいけません。

一般社団法人全国保育士養成協議会のサイトから保育士試験受験に関わる資料を取り寄せることができます。

独学で勉強して保育士資格取得を目指す

やる気があればいける。

全ての試験勉強に言えることですが、独学の場合は特に自分の努力次第で保育士試験に受かるか否か決まります。

独学で保育士試験の勉強をするメリットは「資格取得にかかる費用が断トツに安く済むこと」「自分のペースで勉強をすることができる」の2点です。

自由に自分で勉強する時間が決められるというメリットもありますが、怠けようと思えば怠けられる環境でもあるので本気で「保育士資格を所得したい」という熱意がないと勉強と向き合うのが難しいかもしれません。

しかし自分に合った勉強方法を知っている人であれば独学で保育士試験の勉強をするのが1番効率的です。

保育士試験のための参考書は書店やAmazonなどにも沢山売られているので、それらを購入する必要があります。

費用は選ぶ参考書によって異なるのですが、殆どの参考書が「上・下」に分けれているタイプで1冊2千円程。

そのため参考書にかかる費用は約5千円と考えておきましょう。

大学生の場合は講義の入れ方にもよりますが、勉強や通学の合間に資格取得の勉強をする時間を確保しやすいでしょう。

就職先を探す時頃に資格を持っていると就職先の選択肢が広がります。

そのため「自分がいつ資格を取るのが最善か」を考えながら計画を立てる必要があります。

主婦の場合は費用が安く済むので「保育士資格に興味がある」という人にとっては始めやすいです。

また「自分のペースで勉強できる」といった点では、資格を取得する方法としては適しているでしょう。

【参考】30代未経験保育士でも就職できる!これから保育士を目指す人も歓迎

【参考】主婦が無資格から保育士になるのは?保育士資格取得方法や働き方を紹介。

通信講座で育士資格取得を目指す

独学じゃ不安だけど学校に通うのは嫌だ。

費用はユーキャンの公式ホームページを参考にすると、教材費と指導費込みで5万9千円と記載されています。

ユーキャン等の通信講座からテキストを輸送してもらい、定期的に〇付けをしてもらったりしながら勉強を進めていく方法です。

通信講座は基本的な勉強方法は殆ど独学と同じなります。

とはいえ勉強スタイルは独学と殆ど変わりがないのに、費用は独学よりもかかってしまうので、費用の面を考えた場合デメリットと感じる人もいるかもしれません。

約6万円の出費は痛いですよね。

しかし「テキスト自体に覚えやすい工夫がある」「他人に勉強した成果を見てもらう緊張感(〇付け)」の点を考えると通信講座を利用する価値があるのです。

保育士試験科目数は9科目。

独学で勉強するには少し不安になるくらい科目数が多いのですよね。

「自分で勉強する」というよりも「通信講座をうけてまで資格を取るのだから」という気持ちがあった方が試験勉強に熱が入るかもしれません。

保育士養成学校に通って保育士資格取得を目指す

他の選択肢にはないのですが、保育士養成学校に通った場合は実習があります。

保育士養成学校と指定されている大学、短大、専門学校に通い、卒業単位(62単位)を修得することで卒業と同時に保育士資格を取得できる方法です。

卒業と同時に資格が取得できるという点は最大のメリットです。

難易度の高い保育士試験を受ける必要がありません。

また試験合格のための知識のみならず、実習などを通してより実践的なことを学べるという点にも大きなメリットがあると言えます。

ただし費用は他に比べて断トツに高いというデメリットがあります。

選ぶ大学にもよりますが、4年大学の場合入学金や授業科目を受ける費用等で一般的には400万円かかると言われています。

短大や専門学校であっても200万円ほどはかかってしまうでしょう。

これから保育士資格取得を検討している人は、「学校に通う時間があるのかどうか」という点と「400万円ほどの費用をかけて保育士養成学校に通う必要性」を考える必要があります。

また主婦の場合は「保育士養成学校に通う」よりも次に紹介する職業訓練の方がおすすめです。

【参考】保育士になる前に知っておきたい保育士の現実。なって後悔する前に要チェック。

【参考】保育実習までの流れや期間。実習前に必要なものや見だしなみなど

職業訓練に通って保育士資格取得を目指す

職業訓練という手があったか!

保育士養成学校同様に実習があります。職業訓練は職業訓練に通い単位を修得することで保育士試験が免除され、保育士資格を取得できる方法です。

職業訓練のメリットは時間を確保し定期的に受講することができるなら確実に保育士資格を取得することができる点です。

都道府県や地域にあるハローワークに行くことで手続きをすることができます。

厚生労働省の「公共職業訓練について」を参考にすると、職業訓練の種類は以下の3つがあります。

  1. 離職者訓練
  2. 学卒者訓練
  3. 在職者訓練
離職者訓練とは・・・ハローワークの求職者を対象に無料で概ね3か月~1年の訓練を実施(保育士資格取得の場合は2年)。
学卒者訓練とは・・・高校卒業者を対象に有料で1年または2年の訓練を実施。
在職者訓練とは・・・在職者を対象に有料で概ね2~5日の訓練を実施。

学生の場合は「離職者」「求職者」ではないので、基本的に職業訓練を受けることができません。

たとえば平成31年東京都保育士養成科(国による職業訓練)を参考にすると、応募条件が「高等学校卒業者」となってます。(他にも満たさなければいけない条件がある)

高校を卒業して就職先がない場合また大学を卒業して就職先がない場合は可能です。

主婦の場合は上記で説明した「離職者訓練」です。

たとえば先ほどの東京都の保育士養成科の費用を参考にすると受講料は無料、教科書代や教材費等含め自己負担額10万円となっています。

ただし実習にかかる交通費や宿泊等は実費、保育士登録料(4,200円)やその他検定受験料、卒業関係代金は別途徴収です。

主婦の方で「独学や通信講座では不安」と思っている人、「確実に資格を取得したい」と思っている人は時間を確保でき、かかる費用が許容範囲なら職業訓練を受けると良いでしょう。

保育士試験について

保育士養成学校で資格を取得する以外は保育士試験を受けます。

保育士試験を受ける場合は試験内容について予め知っておきたいですよね。

筆記試験については全てマークシート方式、そして6割以上の点数をとらなければいけません。

それぞれの試験内容に関しては一般社団法人全国保育士養成協議会のサイトの「過去試験問題」のページで公開しているので一度見てみると良いでしょう。

保育士試験を受ける者の条件

上記でも触れた通り、保育士養成学校に通わない場合は保育士試験を受ける必要があります。

一般社団法人全国保育士養成協議会のサイトを参考にした保育士試験を受ける条件が以下の通りです(一部抜粋)。

1) 学校教育法による大学に2年以上在学して62単位以上修得した者または高等専門学校を卒業した者

2) 学校教育法による大学に1年以上在学している者であって、年度中に62単位以上修得することが見込まれる者であると当該学校の長が認めた者

3) 学校教育法による高等専門学校および短期大学の最終学年に在学している者であって、年度中に卒業することが見込まれる者であると当該学校の長が認めた者

4) 学校教育法による高等学校(中等教育学校の後期課程を含む)の専攻科(修業年限2年以上のものに限る)または特別支援学校の専攻科(修業年限2年以上のものに限る)を卒業した者または当該専攻科の最終学年に在学している者であって、年度中に卒業することが見込まれる者であると当該学校の長が認めた者

5) 専修学校(専門学校)と各種学校について

(ア) 学校教育法第124条及び第125条による専修学校の専門課程(修業年限2年以上のものに限る)または各種学校(同法第90条に規定する者を入学資格とするものであって、修業年限2年以上のものに限る)を卒業した者

(イ) (ア)に規定する当該専修学校の専門課程または当該各種学校の最終学年に在学している者であって、年度中に卒業することが見込まれる者であると当該学校の長が認めた者

(ウ) 平成3年3月31日以前に学校教育法第124条及び第125条による専修学校の高等課程(修業年限3年以上のものに限る)を卒業した者

6) 外国において、学校教育における14年以上の課程を修了した者

7) 学校教育法による高等学校を卒業した者もしくは中等教育学校を卒業した者もしくは通常の課程による12年の学校教育を修了した者(通常の課程以外の課程によりこれに相当する学校教育を修了した者を含む)または文部科学大臣において、これと同等以上の資格を有すると認定した者であって、児童福祉施設において、2年以上の勤務で、総勤務時間数が2,880時間以上、児童の保護に従事した者

8) 児童福祉施設において、5年以上の勤務で、総勤務時間数が7,200時間以上、児童の保護に従事した

 

「この条件を見ても自分がどれに当てはまるのかわからない」という場合は一般社団法人全国保育士養成協議会のサイトで「受験者資格」について分かりやすくまとめられています。

参考:一般社団法人全国保育士要請協議会

保育士試験の流れ

全国保育士養成協議会のサイト受験資格についてを参考にしながら、更に詳しく保育士試験について紹介します。

以下保育士試験の流れです。

  1. 保育士試験の申込手続き
  2. 筆記試験を受ける
  3. 筆記試験の合否発表
  4. 実技試験を受ける
  5. 実技試験の合否発表
  6. 保育士資格取得

保育士試験は各都道府県によって行われているのです。

都道府県によって試験の日時が異なるのでしっかり確認しましょう。

令和元年(2019年)試験日程

各都道府県で行われる地域限定保育士試験の情報は各都道府県の公式サイト等で確認してください。

もし後期を受けたい方で「受験申請の手引きが欲しい」「受験申請期間について知りたい」という方は令和元年6月27日(木)より発送開始と記載されているので、一般社団法人全国保育士養成協議会のサイトから資料請求をしましょう。

前期試験

筆記試験平成31年4月20日(土)、4月21日(日

実技試験平成31年6月30日(日)

令和元年の前期試験は終了しました。

後期試験

筆記試験令和元年10月19日(土)、10月20日(日)

実技試験令和元年12月8日(日)

令和元年に受けなくても大体の時期等を参考にしくださいね。

筆記試験内容

一般社団法人全国保育士養成協議会のサイトの令和元年後期試験内容を参考にすると以下の通りです。

10月19日(土) 10月20日(日)
1科目目保育の心理学 5科目目教育原理
2科目目保育原理 6科目目社会的養護
3科目目児童家庭福祉 7科目目子どもの保健
4科目目社会福祉 8科目目子どもの食と栄養
9科目目保育実習理論

合格した科目については通常3年間は有効とされているので上記の科目全てを一度に合格しなくても良いのです。

「対象施設において対象期間内に一定の期間内及び勤務時間、児童等の保護に従事した場合」は最長5年まで延長が可能です。

※免除申請に関しては手続き等が必要

また一般社団法人全国保育士養成協議会のサイトによると令和2年から「児童家庭福祉」は「子ども家庭福祉」と改正されます。

3年間は有効なので改正前に「児童家庭福祉」に合格している人は令和3年(最長で令和5年)「子ども家庭福祉」が免除されるということになるのです。

実技試験について詳しく知りたい

保育士試験の実技試験の内容に関しては厚生労働省の「保育士試験実技試験の内容」にも記載されています。

実技試験の内容は以下の3つです。

  1. 音楽に関する技術
  2. 造形表現に関する技術
  3. 言語表現に関する技術

上記の3つの中から2つ選び、実技試験を受けるのです。

それぞれの試験を簡単に説明します。

  1. 楽器を弾きながら歌う試験
  2. お題に出された条件に合った絵を描く試験
  3. 子どもがいると想定して話す試験

以下、それぞれの実技試験の内容について紹介します。

音楽表現に関する技術

ピアノ・ギター・アコーディオンの中から選択し、課題曲を弾き語りします。

童謡なので歌自体は難しくないでしょう。

しかしやり直しはできませんので注意してください。

平成30年課題曲「おかあさん」「アイアイ」

平成29年課題曲「こいのぼり」「一年生になったら」

平成28年課題曲「かたつむり」「オバケなんてないさ」

参考:四谷学院通信講座

ピアノより声が小さいと減点なのでとにかく元気に歌います。

子どもの前なら自然とできるかもしれまんせんが、大人の前で試験となるとちょっと緊張しますね。

ピアノを弾きながら歌うのは結構難しいのですがこれに関しては練習あるのみです。

造形表現に関する技術

課題から制限時間の45分以内に絵を描きます。

文章を読んでから描き始めるので5分くらいで読み終えると考えた場合、絵に充てられる時間は40分くらいですね。

平成30年前期 実技試験造形表現課題

【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】
H保育所のお誕生日会で、1歳になった子どもたちのお祝いをしています。きれいに飾りつけられた保育室で5歳児クラスの子どもたちがプレゼントをあげたり、歌を歌ったりするなど楽しく過ごしています。

【条件】
1.お祝いをしている様子がわかるように描くこと。
2.保育室の様子がわかるように描くこと。
3.お祝いをしている子ども、お祝いをされている子ども、保育士をそれぞれ1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

引用:四谷学院通信講座

明るいイメージ、色彩が豊か、温かみのある絵を描くことが重要です。

「絵が得意」「絵を描くのが好き」という方には良い実技試験ですが、絵が苦手という人にとってはかなりの難問でしょう。

造形表現の試験のみ当日課題が与えらます。(試験に支障があるため)

その他は実技試験の課題を前もって受験の手引きの中に記載してあるので、事前に考えることができますね。

言語表現に関する技術

15人ほどいる3歳児クラスに子どもが自分の前にいると想定して、3分間のお話をします。

そして課題の中から一つ選び子どもが集中して楽しく聞けるように身振り手振りを加えながら3分で話をまとめて工夫しながら表現するのです。

課題については一般社団法人全国保育士養成協議会のサイトを参考にすると以下の通りです。

  1. おむすびころりん(日本昔話)
  2. ももたろう
  3. 3びきのこぶた(イギリスの昔話)
  4. 3匹のやぎのがらがらどん(ノルウェーの昔話)

実際の試験中は目の目に子どもがいるのではなく、椅子があるだけです。

実際に子どもがいれば自然と子どもに接する態度や声ができますが、試験会場の中でするのは結構難易度が高いかもしれません。

ここで求められるものは以下の通りです。

  1. 保育士として必要な基本的な声の出し方
  2. 表現上の技術
  3. 幼児に対する話し方ができるかどうか

幼児に対して話すのですから、聞き取りやすい声、表現力などが試されます。

言語表現は事前に課題が伝えられるので、内容が分かった時点で自分が話やすい物語を選び、実際に声に出して練習が必要です。

家族や友人に目の前に立ってもらい自分の話している所を見てもらうと指摘してもらうと良いでしょう。

保育士試験にかかる費用や難易度、合格率は?

保育士試験にかかる費用について確認しておきましょう。

保育士試験にかかる費用は以下の通りです。

保育士試験受験料 12,905円
保育士登録料 4,200円
合計 17,105円

合計17,105円は必ずかかる費用です。

先ほど紹介した資格を取得するための勉強にかかる費用とは別途かかる費用になるので忘れないようにしましょう。

保育士試験の合格率は?他の国家資格と比較

平成30年度厚生労働省の保育士試験の実施状況によると、受験者数6万8,388名のうち合格者が13,500名です。

上記を計算すると合格率は19.7%となります。決して簡単に合格できるものではありません。

そして平成27年6月厚生労働省保育士試験の概要を参考に平成25年以降の合格率をまとめた表が以下の通りです。

平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
受験者数 51,055人 51,257人 46,487人 70,710人 62,555人 68,388人
合格者数 8,905人 9,894人 10,578人 18,229人 13,511人 13,500人
合格率 17.4% 19.3% 22.8% 25.8% 21.6% 19.7%

上記の表を参考にすると、ここ数年の合格率は20%前後ということになります。

他の国家資格と比較した場合、保育士試験の合格率は低いです

保育士試験の筆記試験の難易度は?

上記で触れた合格率からは他の国家資格に比べると低い傾向にあります。

しかしこの合格率ほど、難易度としては高いわけではありません。

なぜなら、保育士試験には「科目合格」という制度があり、全てをまとめて合格する必要がない試験だからです。

保育士試験の科目数は9科目と多く大変ですが、各科目は1度合格すると3年間有効となります。3年間かけて9科目に合格すればOKということです。

たとえば1年目で9科目中3科目合格、2年目で6科目中3科目合格、3年目にのこりの3科目中3科目合格としてもいいわけです。

これを利用して、長期計画で保育士試験に合格しようとしている人は少なくありません。

ただそういった人も1年目、2年目では不合格者としてカウントされる為、おのずと不合格者の数は増え、合格率は下がってしまいます。

また保育士試験に望む人は、短大等で学んでいない人達ばかりです。短大や専門学校に通えば、保育士試験を受ける必要がなく保育士になれますからね。

筆記試験は1科目60点以上で合格となっています。

9科目全て60点以上をとることができれば、しかも3年という期間の中で合格することができるので、容易ではありませんが真面目に勉強していれば大丈夫

保育士試験の実技試験の難易度は?

筆記試験を終えれば後は実技試験です。

実技試験の合格率はおおよそ8~9割となっています。

基本的には合格できるということですね。

自分の得意分野を選ぶことできるので、実技試験までいけば保育士資格取得ができるでしょう。

ただ10人に1人から2人は落ちてしまっているというのも事実なので、気をぬいてはいけませんね。

保育士資格取得者の就職先一覧

晴れて保育士資格を取得することができた場合、「保育士資格をもってたらどこで働けるの?」と気になりますよね。

以下、保育士資格を取得している人が働ける就職先一覧です。

  1. 保育園
  2. 幼稚園
  3. 認定こども園
  4. 児童養護施設
  5. 託児所
  6. 乳児院
  7. 病児保育室
  8. 院内保育所
  9. 学童保育所
  10. 障害児入所施設
  11. 幼児教室
  12. インターナショナルスクール
  13. 保育ママ
  14. ベビーシッター

聞いたことがある仕事もあるでしょう。

保育士の資格を持っているだけで働ける場所は沢山あるのです。

また女性なら「一度なら保育士になってみたい」と思っている人も多いです。

「他業種から保育士に転職」「現在は主婦だけど何か仕事を探していて保育士が気になる」という方は保育士資格について気になっているでしょう。

実際は保育士資格を持っていなくても保育士になることは可能ですが、保育士として働くなら保育士資格を持っている方が手当が出る、働く先が増えるなど何かと良いことがあるのです。

保育士試験を受けて保育士資格を取得しよう

保育士試験の難易度や合格率が低いことから保育士資格取得を諦めてしまう人もいるかもしれません。

確かに9科目もある全ての科目を6割以上正解して、更には実技試験を考えると結構腰が重たいですよね。

しかし資格を持っているだけで働く先が増えるという魅力。

また最近の保育士の求人を見ると分かる通り、保育士の労働条件が上がってきていることから子どもが好きという人には保育士資格を取得することは自分の選択肢を広げることに繋がります。

まずは参考書を買って勉強してみるのも良いかもしれませんね。

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