【保育士コラム】子どもが可愛いと思えない時がある保育士は私だけ?向いてないの?

コラム

先日インスタで「子どもが可愛いと思えない時」というのを投稿すると、沢山のいいね、励ましを頂いて、かなり元気をもらいました。(フォロワー様、ありがとうございます)

ちなみに、子どもが可愛いと思えないのは「余裕がない時」だけです。通常は子ども達のことが大好きですし、可愛いと思っています。

ここでは「子どもが可愛いと思えない時の自分の状態」について、紹介します。

保育中、保育士が子どもを可愛いと思えない時

たとえば、子どものいたずら。

子どもがカーテンに中に何人も隠れてしまった時、子どもが勝手に何人も廊下に出てしまってキャッキャッしている時・・・。(保育園の設備も完璧ではないからこういうこともある)

人に話すと「そんな可愛いことで怒らなくても」と言われるような事でも、保育中は常に緊張していて、時間に追われていて、子どもが予想外のことをするとプチパニックになる私なので・・・いたずらを可愛いと思うことが出来ません!(イライラする!)

冷静になりたい(一人になりたい)と思っても、国の配置基準があるので、簡単に保育室からは抜け出せないし、前に研修で「怒りのピークは6秒」と教わってから、6秒立つのをひたすら無にして待っているのですが、イライラのピークは収まっても、モヤ~、イラァ~とした気持ちが続くんですよね。

他にも、インスタでも投稿した通り、最近は赤ちゃんとの食事が苦痛で仕方ないです。

ご飯を口から吐き出したり、テーブルを力いっぱい押したり、椅子に立ってみたり、スプーンやお皿を床に落としたり・・・。

「えっわざとじゃない?」と思うこともあるのですが、そんな風に思う自分にも自己嫌悪。(相手は生まれてまだ0年も経ってないのになんて大人気ない・・・)

何より、保育中、子どもを可愛いと思うことが出来ない自分が1番嫌。

これはまだ試行錯誤中で、先日、インスタで挙げた時にフォロワー様からアドバイスを沢山いただいたので、実践してみようと思っているところです。

子どもに対して「無償の愛」という感覚が分からない

子どものことは大好きなのですが、イライラの沼にハマっている時は「自分は子どもに対して愛がないのではないか」と悩む事も。

「子どもに対して無償の愛があれば苦にならない」みたいな感覚が、私には(まだ)分かりません。

たとえば、子どもがずっと泣いているのは苦ですし、可愛くてもずっと一緒にいるのは辛いです。

自分が無償の愛という感覚が分からない理由について、考えた時、このように感じることがあります。

「子どもに無償の愛を注げないのは、自分に子どもがいないからかな?」

まだ、私には無償の愛というのを自分の中から湧き出てきた経験がないのです。

(・・・もしかしたら、昔飼っていたペットの犬には合ったかもです)

そもそも湧き出るものなのか、既に備わっているものなのか不明ですが・・・。

よく子育て経験がある保育士と子ども(特に0歳児、1歳児)の関わり方を見ていると、明らかに自分との差を感じる時があります。

たとえば、こんな差です。

事例 子育て経験なしの私 子育て経験ありの保育士
子どもの鼻水やよだれ 嫌。着いたら着替えたくなる 気にしていなさそうに見える
子どもの我まま・癇癪 イライラする、離れたくなる 笑顔で対応、上手に気分を転換
子どものスキンシップ 可愛いって思っているのが伝わる

自分の思い込みかもしれませんが、保育士友達(出産経験なし)とはよくこの差について話します。

逆に、保育士ではないけど子育てしている友人に聞くと「子ども産んでから変わった」とも聞くので、いつか私にも無償の愛が目覚めたら良いなと思っています(笑)

子どもが可愛くないと思ったら、通常の自分ではないのかもしれない

普段は子ども達のことを可愛いと思えるし、大切な存在です。

「子どもが可愛くない」なんて、通常在り得ません。

私の場合、子どもが可愛くないと思ってしまう時は、イライラしていたり、余裕がなかったり、ストレスが溜まっている時。

子どもにイライラしはじめたら「今、自分ストレス溜まっているのかもしれない」「ストレス発散せねば・・・」となります。(もっと早く対処して欲しい自分)

私の個人的な問題ではありますが、私は倒れるまで自分の体調不良に気づかないタイプです。

なので、気づくのがいつも遅いのですが「子どもが可愛くない」と思った時は仕事のストレスがマックスになった時だと判断し、自分にご褒美をします。

保育園の環境や保育士同士の協力不足、私の経験不足というのもありますが、手っ取り早い応急処置は「自分へのご褒美」(具体例:質の良い睡眠、美味しいごはん)です。

終わり

特に答えはない「保育中余裕がないと子どもにイライラする」ということについて、ひたすら書いてしまいました。

保育士をしていると、子どもを通して、自分と向き合う時間が増えますよね。

「こんな自分見たくなかった、知りたくなかった」ということもありますが、上手に対処していきたいものです。

コメント